岐阜県や埼玉県にも海があった頃

乃塩もち

内陸県の貝塚

 人魚の肉を食べてしまった女の子が不老長寿になってしまい。何年たっても若い姿のまま、やがて尼さんになり日本各地を舟で旅をして八百歳まで生きた八百比丘尼やおびくにの伝承。


 本屋で立ち読みした本に八百比丘尼の伝承地について書いてあって、伝承地が一番多いのが岐阜県で、二番目が埼玉県らしい。


 他の資料も少し見たら内陸県の八百比丘尼の伝承地の近くには貝塚があるらしくて、なぜ内陸に貝塚があるのかというと縄文時代に縄文海進により、現代よりも海面が高い時代で、当時は岐阜県や埼玉県といった内陸にも海があって貝塚を残した人々の住んでいた集落へも舟で行けたのだろう。


 飛鳥時代の伝承の人物が縄文時代には生きていたと想像すると面白い。

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岐阜県や埼玉県にも海があった頃 乃塩もち @wa324

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