第48話への応援コメント
コメント失礼します。
最初に読み始めたとき、この作品の3人の主人公、霖雨、葵、和輝の個性はばらばらで、それぞれ違った彼らも魅力的でした。
最後までお話を読ませていただいて、異なる形のようでいて、彼らの本質はとても似ていたと感じるようになりました。性格は異なっているけど、パズルのピースのようにぴったりはまり合うようにも見えました。
作品を読んで、主人公3人の繊細な心が切なくなってしまいました。強いところもあるのに、心はあまりに無防備で、お話の中で剥き出しにされるありのまま描かれる心が悲しいほど美しかったです。
彼らにとって世界は残酷なままだけど、隣に寄り添う人がいると感じられる素敵な結末でした。最後にこぼした葵の幼い言葉が、ほどけていく言葉を表しているようでじんと余韻が残っています。
ここまで読ませていただいてありがとうございました。
完結おめでとうございます。
作者からの返信
運転手さま、こんにちは*.ˬ.))
いつも読んでくださったときの応援♡通知を見るのが楽しみでした!
この3人、実は昔書いていたバッドエンド小説の主人公たちなんです。作者自身救いきれなかった彼等を集めてみたら、喧嘩するわ事件に首突っ込むわ……楽しかったです♡
運転手さまの仰るとおり、みんな誰かの相似形なのでしょうね。サボテンのようにトゲで身を守っているのに、その中身は脆いほど無防備なのでしょう。
結末のメッセージを正しく受け取っていただけたこと、作者として光栄に思います。こうして作品について語らせていただけること、感想をいただけること、創作者にとって最も幸福なことの一つと思います✨
失っても失っても、希望はある。
この作品のテーマです。運転手さまの未来が希望の光で溢れていますように\(❁´∀`❁)ノ𖤐´-
レビューもありがとうございます!
写メってしまいました(笑)
宝物にします!
また次の作品でお会いできる日を楽しみにしていますヾ(*ˊᗜˋ*)
第48話への応援コメント
完結おめでとう御座います。
御作は、読後に胸にじんわり残る「寒さ」と「温かさ」の対比が印象的でした。
葵の過去は重苦しく、孤独と理不尽に苛まれ続けた人生そのもの。兄の死に繋がる完全犯罪の成立は、彼の罪悪感と絶望を象徴する強烈な場面でした。鍋に残されたカレーの異臭や、警察官だった兄の存在感は、葵の心の奥に凝り固まった「冬」を強く読者に刻みつけます。
しかし物語の中盤から和輝が差し伸べる手、何気ない食卓の会話、寄り添う体温が、少しずつ葵の凍結した世界を解かしていく。特に「お前、春みたいだ」という呟きは、稚拙でありながらも魂の奥から漏れ出た真実の言葉で、物語全体を照らす灯火のように響きました。
重い過去を抱えたまま、それでも希望に触れる瞬間がある。世界の残酷さと人の温かさが同時に描かれていて、救いが決して単純ではないところにリアリティがあると感じました。厳しい冬の中に確かに芽吹き始める春を感じさせる、静かな余韻を残す一作でした。
読ませていただき、ありがとうございました。
今後のご活躍も応援しております。
作者からの返信
こんにちは*.ˬ.))
コメントありがとうございます!
一文一文大変有難く読ませていただきました。特に作品全体を【冬と春】という対比で解釈していただけたことが、とても嬉しいです。
葵の完全犯罪がまったく異なる形で実現されてしまったの、切ないですよね……。葵の内面描写は常に澱んで濁って、どうしようもなく腐蝕しているのに救済を渇望している。
渇望しているのに、自分なんて救われてはいけないと思っているのですね。それが最後の「泣けば?」なんて一言で許された気がしてしまって、泣けてしまって、「春みたいだな」なんて葵らしくもない言葉でしか表現できないんですね。意固地ですね……!
自分の力で立てない人が、誰かを頼って立っても共倒れするだけ。彼等には春の暖かさの中で力を蓄えて、より大きな世界で羽ばたいてほしいですね!
こうして作品について語らせてくださり、感想まで聞かせていただける幸福な時間をありがとうございます!
最後までお付き合いくださり、感謝いたします。また次の作品でお会いできる日を楽しみにしています˶˙ᵕ˙ )ノ゙
第48話への応援コメント
完結おめでとうございます。
本作は、まさに「絶望の底でなお春を乞う人々」の物語でした。
葵の生い立ちに刻まれた喪失――両親、兄、友人を相次いで奪われ、正義や名誉の名の下に死が美化される世界への違和感。それを「解らない」という言葉でしか表現できない彼の姿は、冷え切った世界を歩く孤独そのものでした。
一方で和輝や霖雨といった存在は、光や温もりとして描かれ、時に不器用に、時に強引に葵を引き留め、抱え込んできた絶望を少しずつ溶かしていきましたね。
象徴的なのは、カレーの場面や「お前、春みたいだ」という言葉。過去に腐ってしまったカレーの記憶が、今は誰かの手で作られる温かい食卓に置き換わる。絶望に絡め取られていた葵が、ようやく「春」のイメージを口にできるまでに至る過程が、とても自然で胸を打ちました。
全編を通じて、暴力や死が決して美化されず、それでも「泣いてもいい」「希望を信じてもいい」という肯定の声がしっかり響くのが素晴らしい。重苦しいのに、最後に残るのは不思議な温かさでした。
この小説は、葵という存在を通して「生きていていい理由」を問い続け、読者にまで突き付けてくる力を持っていると思います。
読ませていただき、ありがとうございます。
今後の執筆活動も応援しています。
レビューを書かせていただきます。
作者からの返信
こんにちは、コメントありがとうございます(*´艸`)♡
ついに完結してしまい、作者としても寂しい思いでいっぱいです。
実は本作の主人公たちは、私が昔書いていたバッドエンドな小説の主人公たちなのです。作者自身、彼等を救い切れず、集めてみたら科学変化が起こりました🌟
葵の人生は、まさに救世主が不在なんですよね。溺れるものが必死に掴んだものが、正しいものではなかったんですね。
葵がカレーを捨てる場面切ないですよね……あのとき、彼は一緒に感情も捨ててしまったんでしょうね。
一方で、和輝は非力なヒーローなのです。人を救いたいという気持ちは人一倍強いのに、真っ先に自分を救うという発想に至れない。霖雨はその辺が歯痒かったでしょうね〜。
カレーの象徴性や【春】という言葉を拾い上げてくださったこと、暴力を美化しない部分についても気付いてくださってありがとうございます✨
こうして作者として作品について語れるのは、とても光栄です!
レビューもありがとうございます!
宝物にします⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
また次の作品でお会い出来ることを楽しみにしております!
第21話への応援コメント
今回は企画に参加していただきありがとうございます!!
アメリカを舞台にした三人の人間模様を描いた作品ではあるものの、思ってたよりシビアでとげとげしいのが面白い所ですね。しかもそのとげとげしさの中で友情のようなものを感じ取れるのも良かったです。
あとは一章で顕著に出ていたものの、そこまで直接的ではなく少々曖昧にしたような文章も想像力を掻き立てて大変凄いなと感じました!!大いに参考にしてみたいです!!
良い作品をありがとうございました!!これからも執筆頑張ってください!!
作者からの返信
素敵な企画に参加させていただき、ありがとうございました♡
企画運営、お疲れ様です。
序盤は特に距離があってよそよそしいですね(笑)
しかも、いきなり痴漢に遭う残念な語り手、霖雨です……。
読んでくださる方の頭の中に、自然と情景が浮かぶような文章を書くことが目標です。お褒めの言葉、大変励みになります!
改めて過分なお星様をいただき、ありがとうございました!
今後も執筆頑張っていきましょう★
第43話への応援コメント
コメント失礼します。
和輝の光は確かに正しいはずなのに傷ついてしまって、傷ついてしまうこと自体に痛みを感じる葵がとても切なく、きちんと話せたことにとてもホッとしました。今までミステリアスで底がわからなかった葵の気持ちを知って、一番共感できる気がしました。
続きも楽しみにしています。
作者からの返信
運転手さま、こんにちは。
いつもお読みいただき、コメントありがとうございます。葵は作中一重い過去を抱えながら、救いが不在だった青年ですね。
和輝は正しすぎて怖いんですよね、自己犠牲主義者ですし、人間なんていつも正しく生きられないですからね。
でも、葵がそんな和輝に羨望を抱く理由が今後明かされると思います。
残りわずかですが、どうぞよろしくお願いいたします(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)
第20話への応援コメント
和輝の強さと弱さ、その悲しいアンバランスさが目を引きました。でも、銃を持った霖雨のためなら動くことができて、霖雨も和輝のためなら引金を引けるんですね。
誰かのためになら強くなれる2人には、お互いの前でなら弱くいられるような関係になってほしいと願ってしまいます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!(´▽`)
この頃の和輝は本当に参っちゃってますね。医師免許も取れないまま現場で都合よく便利屋さんみたいに雑用させられて、言語はあやふやで新卒なので、労働条件がます理解できず、頼れる人もなく超絶ブラック労働の日々。
霖雨から見たら、和輝って真っ当な被害者なんですよね。でも、怒りや憎しみだけで銃を撃つことはできない。それは霖雨が真っ当な感覚を持っているからですね。
丁度、ここ次の章が霖雨&和輝なので楽しんで頂けたら嬉しいです(*^^*)
コメント、改めてありがとうございます!
第20話への応援コメント
霖雨くんかっこいいですね……!
被害者なんだってことは和輝は言われたくなかったでしょうが、誰かが言わなければ和輝は全部背負って自責してしまいそうですもんね。
和輝これだけ強いならもっと……と思いましたが、元高校球児ですもんね。年功序列は絶対か……(´・ω・`)
作者からの返信
霖雨かっこいいですよね、珍しく(笑)。あの霖雨が拳銃を持って単身乗り込むなんて相当怒っていたでしようね。
そうですね。和輝は良くも悪くも年功序列というものか身に染みていますので、それがあの爬虫類男に刃向かえなかった理由の一つでしたね。外で会ったら一瞬で返り討ちなのに、和輝が逆らえない場所で悪趣味ですね。やつかどうなったかは、次回ですね。
コメントいつもありがとうございます(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
第4話への応援コメント
読み合い企画から来ました!
葵の冷たい雰囲気が印象的で、彼が和輝の料理で少し心を開く場面に温かさを感じました。自分も知らない場所で心細かった経験があり、霖雨の変化に勇気づけられました。
企画のおかげで素敵な作品に出会え、ありがとう!
作者からの返信
拙作をお読みいただき、ありがとうございます!(´▽`)
コメント嬉しいです♫
葵はこのツンツンしてるのが素なんでしょうね。猫かぶりが全然長持ちしなかったことは笑い話です(笑)
ラッキーなのは、和輝に助けられた霖雨がなのか、霖雨に拾われた和輝なのか……?
作者として、彼等が雪沢さまの心に寄り添ってくれますように願っております。
企画を楽しんでくださることが何よりの励みです!
レビューも嬉しかったです!
第17話への応援コメント
またまた息を呑むような事件な不穏な空気が気になって、ここまで一気に読んでしまいました。(・・;)
血の危うい臭いがする事件が近づいていますが、星の美しさに手を伸ばそうとする彼らの関係と対比になってどちらもすごく素敵ですね。
美し過ぎて現実味がないような謎の多い和輝の視点で章が始まって、彼の繊細な心の動き一つ一つがはっきりとわかって、より好きになると同時に切なくなってきました。それでも希望はあると知っている彼の強さはすごい。
また続きを楽しみにしています。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
事件の不穏さと星の美しさ、その対比を感じ取っていただけて嬉しいです( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
和輝の繊細さや強さに目を向けていただき、しかも「好きになる」と言ってもらえて、とても励みになりました。
実は繊細なんですよ笑
これから先も、彼らが希望に手を伸ばし続ける姿を描いていきますので、ぜひ見届けていただけたらと思います(﹡ˆᴗˆ﹡)
第11話への応援コメント
ここまで読ませていただきました。
どんな共同生活を送るようになるんだろうと思っていたところからの、急転直下のマフィアの誘拐事件に驚いて先をグイグイ読んでしまいました。バラバラの3人が一つにまとまれたようで安心しました。
主役3人ともタイプは違うけどとても繊細な人だなと感じました。霖雨は怯えていて、葵は攻撃的で、和輝は自己強迫的で、ばらばらだけど似た者同士で、ここまで読むと3人で暮らしていくのが当然のようにぴったりときました。
お互いの存在を認め合えた今後、どうやって過ごしていくのか楽しみに読んでいきますね。U ´꓃ ` U
作者からの返信
感想ありがとうございます……!
3人それぞれの性格や、似た者同士で支え合っていく関係性まで感じ取っていただけて、本当に嬉しいです。
急転直下の誘拐事件から、一緒に暮らすのが自然に思えるようになったというお言葉、まさに書きたかった部分なので、そう受け取ってもらえて感激しています。
ここから先も、3人の繊細さや強さを描いていきますので、ぜひ最後まで見届けていただけたら嬉しいです( ´͈ ᵕ `͈ )
第1話への応援コメント
読み返しが遅くなってしまい申し訳ございません!
読み合い企画の読み返しで来ました!
個人的に一番気に入ったのは、冒頭の『息を吸うことすら躊躇われるほどの密度だった』という一文です。
物語の始まりである冒頭の一文は、読者が次へ進むかどうか決める大切な一文です。
この一文があまりに普遍的では、読者は離れていってしまいます。
書き手である私達もそれを分かっているので、この一文は凄く悩むと思うのです。
私自身冒頭一文に一ヶ月かけて、それでも書き直すことがよくあります。
ですが!
この作品、冒頭の一文があまりに自然なんです。
一番初めの文という特別さを持ちながら、作者の文章力を堂々と提示し、読者に続きを読ませる。
そしてそれだけでなく、他にないような表現でオリジナリティも見せていく。
感服いたしました。
時間があまりなく、読むのは遅くなってしまうと思いますが完結までしっかり見届けたいと思いました!
執筆頑張ってください!
ありがとうございました!
作者からの返信
猫墨海月さん、おはようございます。
御作楽しく読ませていただきました♫
わたしもなかなかあれからお伺いできず、申し訳ありません!
またお邪魔させてくださいね。
小説の一文目は掴みですからね。なにかの賞では、一文目の出来で切ってしまうこともあるようですね!
今回は「ん? なんだ?」と興味を引くことができたら嬉しいなと思いました。ありがとうございます😊
過分なお褒めの言葉に感謝いたします。やった〜✨
また御作にお伺いしますね!
改めて、コメントありがとうございました!
第1話への応援コメント
読み合い企画で読ませて頂きましたm(_ _)m
綺麗で鮮やかな文体、尚且つ簡潔に文章がまとめられていて非常に読みやすかったです。
隠喩が特に綺麗で、文字が溌剌として輝いて見えました。こんな美しい文章が書けるようになりたいと思いました。
印象に残ったのは、
「でも、嫌なんだろ? だったら、抵抗しなきゃ。沈黙は、肯定と同じだよ」
という台詞で、見ず知らずの人間に対する優しさと和輝の強さが垣間見えて、暖かい気持ちになれました。
続きも楽しませていただきます。
作者からの返信
はじめまして、蒼星さま。
お読みいただき、ありがとうございます。勿体無いお言葉でございます💦
和輝が優しいのはおそらく間違いないのですが、この優しさはただの親切ではなさそうです。彼もまた曲者です……!
完結まで書いているので、まったりお付き合いいただけると嬉しいです🌟
第12話への応援コメント
和輝が患者を送り出す描写がとても繊細で素敵でした…
作者からの返信
古屋さん、コメントありがとうございます♪
そこを感じ取っていただけて嬉しいです。和輝らしさを大切に書いた場面なので、素敵と言ってもらえて励みになります♡