触れられないはずの存在が、いちばんそばにいたと気づく物語

途中まで読ませていただきました。
律くんの「ぼくが見つけました、澪」という言葉、
わたしもどこかで、似た声を待っていた気がしました。

人じゃないものに救われる瞬間って、
寂しいのに、どうしようもなくあたたかくて。
その境界が曖昧になっていく描写が、とても静かに沁みました。

「誰かじゃなくて、あなたがよかった。」
この一文が、どこまでも届かないからこそ、愛として信じたくなります。
続きを、静かに追わせていただきます。