第1章4話バニーガールはBARにいる



刹那「はいはーい。こちら

BAR[star ill]


配達の注文?それとも?席の予約?」


といつもの調子で電話に出る。


そしてしばらくして

刹那「オーケーだ。」

というと電話を切る




刹那「バニーちゃんごめんよ。もう一仕事頼めるかい?」


とバニーに言う刹那


バニー「[いいよ!]」

と快く受け入れるバニー



依頼の説明を受けるとバニーは食事を途中に

仕事に出かけた。



ゴースト「…殺し屋紹介してる場所なのにセキュリティガバガバじゃない?ここ」

とゴーストはバニーが言った先を見つめて言う



刹那「んー?そうかな?」


ゴースト「そうだろ!

依頼受けてる電話固定電話だし!しかも黒電話!今の時代に!!


ここが表向きはBARで裏では殺し屋を紹介してる場所だってのも簡単に調べられた!


確かに表向きのサイトは電話番号と店の名前と場所、あと雰囲気がわかる写真だけだったけど。


ちょっといじったらすぐに裏サイトに飛べたし


僕じゃなくて一般人でもちょっとディープな知識があればすぐ見つかる様なサイト運営!!



そしえ、裏サイトでも電話口でも表向きのBARの店の名前堂々と言ってしかも看板も堂々と掲げてる!


これじゃあ。殺しの依頼は来ても何かの拍子に逆恨みされて…!」


とツッコむゴーストだったが




その時急にバンッ!!!!と音を立ててBARの扉をが開いた



「てめぇか!この前俺の仲間を殺した殺し屋を斡旋したってのは!!」

柄の悪そうな男が入り込む。


ゴースト「ほらぁ!!!」

とゴーストそれ見たことかと指を刺す


刹那「あぁこんな風に逆恨みで襲ってくるかもって?」


と刹那は特に驚かずに言うと。

素早く拳銃を取り出して男めがけて撃った。



「ぐあっ…!!」

男は後ろに倒れて動かなくなる。



ゴースト「……」

ゴーストはその光景に唖然とした。


刹那「あぁ、殺してはないよ?うちは依頼以外での殺しはやらないから。

これはただのゴム弾。ちょっと気絶するくらいの威力しかない。」


と銃をゴーストみせる。


刹那「それにうちは少数精鋭でね。紹介できる殺し屋の数も少ないから

できるだけ多くの依頼を受けるためにわざと他の殺し屋斡旋サイトよりも見られやすくしてるんだ。


武器とか調達にも費用はかかるからねー。

あとBARの名前や住所を公開してるのは電話がない時に依頼人が駆け込んで来れる様に。



そして、逆恨みによる襲撃だけど。あるのはごく稀に。今日は珍しい方さ。


うちに襲撃に来たところで返り討ちにされるって言うのは裏の世界ではけっこう有名な話でね。


彼もそれを承知で来たんだねー。」


と襲撃にきた男を抱えて言う刹那


ゴースト「………」



刹那「心配してくれてありがとうねー。

この男、ちょっと近くのゴミ捨て場に捨ててくるから。」



と刹那は男を抱えて裏の扉から外に出ていった。



ゴースト「別に…心配なんて…ただ一度助けられた義理…」


と誰に言うでもなくその言葉はBARのBGMでかき消された。

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