第1章3話バニーガールはBARにいる
少女に連れられて
BAR: star illという洒落た看板を掲げた
こじんまりとした建物に入る華奢や男
「やぁ、おかえり。」
と電話をとったガタイの良い眼帯の男が出迎える。
「[ご依頼完了致しました。
お支払いについてもご納得いただいております。
残りの御手続きをお願いいたします]」
ととあるページを開いてせる
「あぁ、早く済んだんだね。」
「[うん!はやくおわった!!]」
と今度は書いてみせる。
「ごくろーさん。
さて、依頼人君。」
眼帯の男はバニーガールの少女の頭を軽く撫でると
華奢な男の方に向き直る
「お、おう…」
「支払いは1000万…とその前に。
何か食べるかい?」
「へ?」
と華奢な男は間抜けな声を出した。
____________
しばらくして出てきたのは
野菜スティックと唐揚げ、もつ煮込みなど
何もおかずにもおつまみにもなり得るもので
「あの…これは」
と華奢な男は料理に指差す
「んー?うちは依頼料払ってもらう前にご飯食べてもらってるんだ。
もちろん毒はないよ?
ただ、莫大な依頼料をもらうわけだからねー。
まぁ、ちょっとした利息…特典かな?」
眼帯の男は朗らかに言う
「………は、はぁ…」
華奢な男は予想外のことに戸惑っている
「バニーちゃんにも賄いね?」
とバニーちゃんと呼ばれた
バニーガールの少女にも食事を提供する。
「[ありがとう!!いただきます!!]」
とスケッチブックに書いてみせるとそれをはじに置き食事を始める。
「…バニーちゃん?」
と華奢な男が少女を見る
「あぁ?自己紹介がまだだったねー。
俺はこのBARのオーナーの刹那。
こっちの小さいのが殺し屋のバニーちゃん」
バニー「[ばにーだよ!]」
と少女はスケッチブックを再び手に取り書いてみせた
刹那「君は?」
「ないよ……環境のひどい孤児院で育ったから名前は適当に呼ばれてた、」
刹那「じゃあパソコンくんで」
「………今ハッカー界隈だと一部ではゴーストと呼ばれてる。」
よっぽど名前が嫌だったのか華奢な男はゴーストと名乗った。
刹那「ゴーストというと。あれだね最近噂になってる神出鬼没のハッカー。
決して形跡を残さない。まるで幽霊のようなハッカーだと言われてる」
ゴースト「…一様」
とそこでゴーストの腹の虫がなった
ゴースト「……っ!!!い、いただきます。」
恥ずかしさからお腹を抑えて
目の前の食欲をそそる食べ物に負けてそう言って手をつけた。
刹那はそれを満足そうに眺める。
すると再びBARの固定電話が鳴り響く。
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