第1章5話バニーガールはBARにいる
刹那「ふぅ…ただいまー。ごめんよー。騒々しくて」
と先程の気絶した男をどこかに置いて帰ってきたら刹那。
ゴースト「別に……ご馳走様でした。」
と出された食事を全て平らげたゴースト
刹那「お粗末さまー。さて、依頼料とあとうちを利用した理由について軽く調書をとりたいんだけど…」
ゴースト「…依頼料はわかるけど…」
刹那「なーに。理由によっちゃあ
今後敵が増えることもあるから返り討ちにできるとしても要警戒の注意もうちの殺し屋達にできるし。
話したくないなら別にいいんだけどねー。」
と刹那は飄々と述べる。
ゴースト「………ハッカーとしてとある組織の情報を抜き取る依頼を受けた。
…その組織の情報を得るためにハッキングしたくても機種が引くほど和古いパソコンを使っているから外部じゃなく直接コードを繋いで情報を抜き出さないといけない依頼でね。
けどそれは実態のない僕を捕まえるための罠で
組織名も場所も全部嘘。
僕に依頼してきた奴が仕組んだことだった。
それにまんまとハマってね。
機械いじり以外に脳も取り柄もないから
純粋に依頼を遂行しようと騙された。結果僕の居場所がバレて逃げ回る羽目に…とりあえず持っていけるだけの金とパソコンだけ持ってね。」
とパソコンをそっと撫でる。
刹那「まぁ、裏の世界だとよくある騙し討ちだねー。」
ゴースト「……改めて実感したよ。僕は裏の世界のことを知らなすぎる。
もともと、ハッキングだって趣味の延長線で。それがたまたまうまく言ってただけだし。
さっさと足洗って、田舎に土地でも買って暮らすよ。
まだ僕を騙した奴らの残党も残ってるだろうから、全部排除できるまではまた、利用させてもらうかも。」
とお金を置いて出ようとする
刹那「それならしばらくうちで働いてみない?」
と刹那が提案する
ゴースト「人の話聞いてた!?裏社会から足洗って田舎で暮らすの!」
刹那「でも、それは君を狙った奴らを全部排除してからだろ?それまでのどこにいるつもりだ?
家?もう特定されてる可能性もあるのに?
それに裏社会を裏の世界を知らない君が君を狙った奴らの正確な組織や人数を把握できるのかい?
言っとくが裏組織の人員なんて
警察や自衛隊のようにしっかりと人数を把握してデータに収めてるなんて事の方が少ないよ?
ハッキングしようがないだろ?
存在してはいけない者ばかりだからね。
実際うちも、殺し屋を斡旋してるって情報は流してるけど殺し屋の個人情報やどれくらいの人数を斡旋できるかまでは流してないし流出もない
俺の頭の中でだけ把握してるからね。」
と刹那は自身の頭を指で軽くノックする。
ゴースト「ぐぐっ!」
とぐうの音も出ないゴースト
刹那「裏社会にはデータにはそのほかにもデータにできない情報が山ほどある。
君がいくら機械が得意でそれを使って情報を集めるにしても限度があるんだよ。」
と刹那は続けた。
ゴースト「……俺を狙った奴らを始末するまで…よろしくお願いします。」
ゴーストはなすすべなく頭を下げるのだった。
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