第30話 カップル解消
正章と流華が付き合い始めて1週間が経過した。
あれから芹奈は理不尽に絡んで来なくなった。周りからの圧力が大きな効果をもたらした。
最近は平和な2人な時間を学校で過ごしている。
「そろそろ効果が現れて来たし。私達は前の関係に戻る? 」
帰路の途中。流華が隣を歩く正章に提案する。
「前の関係って? 」
正章は抽象的な表現の内容を理解できなかった。具体性を求める。
「付き合う前の関係。一時的な恋人の関係の解消の提案」
流華は正章の要望に回答する。分かりやすく具体的に説明する。
「い、いきなりだね」
「そう。効果が出始めたから。今後は時折りカップルらしさを匂わせるようにすればいいから。その点は把握をお願い」
「そ、それは構わないけど」
「そう。じゃあ明日からそれで」
正章と流華のカップル関係は解消される。あっさり切れる。
流華は全く気にした様子を見せない。感情も顔に露わにしない。
正章は少なからず名残惜しさを感じた。寂しさも覚えた。
そんな心境の中、流華の隣を歩き続けた。
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