キャンプ場で出会った男女の恋愛物語。
かたや両親を殺人で失った紗奈、かたや殺人鬼の家で育った颯太、キャンプ場で偶然出会ったクラスメートの二人は、周囲には秘密の関係を続け、次第に惹かれ合っていく。
颯太は、キャンプだと素直になれると言っているが、その気持ち分かるなあ。私は常々、世界に人間がただ一人しかいなければ、そいつが聖者だろうが極悪人だろうが関係ないだろう、と考えている。ソロキャンプとはまさに世界に自分一人だけという気分を味わせてくれるレジャーなので、社会での自分の在り方について悩むことがなくなるのだ。
自分の力で変えようもない境遇に置かれ、居場所のない紗奈と颯太が逃げ込む場所として選んだのも納得できる。
この先二人はどうなっていくのか、気になる方はぜひ小説を読んでいただきたい。