企画のテーマに則って、間女の視点で描かれるので男女の恋愛ものに別の男が入ってきたという感覚ですんなり読めました。BLものを過去に読んだ時にも思ったのですが、面白いのはBLしてる男のどちらかはやっぱりちょっと女性的になるんだなと。入ってきた男の間女への話の仕方が、男を奪った女性の余裕感と変わらないんだなとニヤリとしました。題名にも使われる「影とビール」という締め方が、それこそ映画の終わりのようで良かったです。ゴクッ、暗転、エンドロール、みたいな気持ち良さがありました。