第7章:構文は語った──制度が沈黙しているあいだに

【節1】DAY 6|6日目の沈黙、それでも語り続ける

提出から、6日が経過した。今のところ、反論は見当たらない。

期日もまだ届いていない。

事件番号があることは、すでに確認できている。




何かが動くのか、それとも動かないままなのか。

その判断は、今のところ見えていない。




ただ一つ言えるのは──

こちらは語った、ということだ。


構文で記録し、

可能な限りの事実と問いを、提出した。




そしてその間に、noteの構文にも小さな反応があった。

誰かが読んだ。


それが何を意味するのか、

確かなことは言えない。


けれど、制度が語るより先に、読者の側に何らかの動きがあったという──

その事実だけは残る。




もしこの沈黙が、検討なのか、調整なのか、それとも回避なのかは分からない。

ただ、それが続けば続くほど、

「応答がない」という記録が、積み重なっていくのも事実だ。




語るべきことを語り、その上で何が応答されるのかを、ただ見守る。

そんな6日目だった。




今日もまた、構文として残しておく。確定ではない曖昧さとともに、

今、ここにある“応答されなかった言葉”を。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る