第5話 平穏

「今日、あったかいなあ」

 ベランダで煙草をふかし、独り言を言っていても、夜は冷えなくなっていた。

 あれからマサさんには連絡せず、ただ目の前の仕事をこなしては、執筆をする日々だった。丁度ライブの日程があわずに、足も運べていなかったが、以前行ったライブの熱の名残で、原稿の性描写は十分と言えるほど書いてあって、あとは出会いだとか、二人の間に起こる出来事をプロット通りに打ち込んで行くだけだった。書きたいところから書いて、ジグソーパズルのように組み合わせていく書き方に救われている。

 今夜はドラマの初放送の日だ。あと10分ほどで放送が始まる。渡されたCMはなんとも扇情的で、既に動画SNSのコメント欄は湧きたっている。主題歌のサビの部分が、まるで主人公に向けたキャラクターの男の執着みたいだな、なんて思っていたら、同じようなコメントを見つけてうれしかった。書き上げてくれた曲は、今までashの世に対する激情を歌うものとは違ったものの、情熱が籠っていて、愛と性が精到に練りこまれている。

 フィルターぎりぎりまで吸ったタバコを消して、私は普段つけないテレビの前に座った。

 ドラマが始まり、主人公が、書店で女性誌のセックス特集の雑誌をほかの本で隠しながら買うシーンから始まった。逃げるように書店を出る彼女は、顔合わせで見た、いかにも自分に自信のありそうな人ではなくて、同一人物とは思えないほど世界に対して自分を恥ずかしいとおもっていそうな、気弱さの感じられる女の子になっていた。

 女の子が自分のアパートへと逃げ込もうとすると、隣の気だるげな男性が、スウェットと黒のタンクトップで、女性を見送るために出てくる。あからさまな事後に、女はぎょっとしながらも、うらやましさを覚えて、思わず自分の部屋の前で食い入るように眺めてしまっていると、男性に訝し気に見られて、声を掛けられる。そしてカバンから覗く雑誌に気づかれてしまって――。

 書いた通りだ。私の妄想した世界を、そっくりそのまま映像にしたと言ってもいい。この二人は、BARでバーテンと客として再会し、主人公は酔って、もう何年も男性とセックスをしていないまま、焦りと性欲の行き場をどうするか悩んでいると暴露してしまう。そして男と女は、性欲を満たすだけの関係になるが、次第に行為は激しくなっていき、お互いへの感情もそれと同じように盛り上がっていく。

 一話は、小説のかなり序盤のキスシーンまでで終わった。夜のアパートの部屋の前で、キスの相性で身体の相性がわかるらしい、と男が口づけをし、女性の子宮が彼を求めたところで、おあずけにされるシーンまでだった。ここまで丁寧に描いて、一冊分を放送回数以内に終われるのだろうか、などと思ったが、実際には性描写の所は、そこまで緻密に写せないため、これでいいのかもしれない。

 放送を終えて、暗くなった画面に、化粧っ気の無い女が、青ざめた幽霊のような顔をして反射している。髪の毛もぼさぼさだった。今日は家から出ていない。頭を掻いて、毛先が乱れても、誰も咎めない。いつしか、こういう細かいところも、人目がなければ気にしなくなっていた。だから、そのまま。数年前まで入っていたデニムはとうに入らなくなり、家の中ではもっぱらゴムウエストの、楽なパンツばかり履いている。家にいる時間が長くなればなるほど、パンツのサイズが大きくなっていき、中の下着さえ、上下そろっていない事が多くなった。

 画面の中の私が生み出したはずの人物は、輝きながら人生のコマを進めようとしているというのに、私はずっと、作家として食っていく事だけに執着していた。だが、憧れの専業作家になったらなったで、人生ゲームのマス目が、まわりの人に追い抜かれるばかりで、ずっと同じところをぐるぐるとまわっている気がしている。恋だとか、結婚だとか、子供の成長だとか、そういうライフイベントが人生に用意されてはおらず、この後に私の人生で明確にあるとわかっているイベントは、自分の葬式だけだ。

 映像化なんて喜ばしいことなのに、いざ映像として目の前に現れると、空想だったものがよりリアリティを持って人生に押し迫ってくるようで、気持ちが沈んだ。

 とりあえず、SNSでの評判に目を通すために、スマートフォンのロックを解除すると、何件もメッセージが来ていた。沢田さんから久々に来た、映像化おめでとうというメッセージや、大塚さんからのどうでしたか、というお伺い。漫画の制作チームのグループメッセージも盛り上がっている。深夜だというのに、みんな仕事熱心だ。メッセージに目を通し、一つ一つ短く返事をしていく。ずぶの素人ではあるが、映像としての出来は良いものだと思った。セクシーな描写が汚くなくて、全体的な色彩が華やかで、少女漫画的な雰囲気があったのは好みだったなど、肯定的な返信を、誰とも被らないように考えては打ち込んでいく。

 返しても返しても新たな連絡が来るメッセージアプリに疲れてしまって、寝たという事にして閉じてしまおうとした瞬間、新たな人からメッセージが来た。

 画面上部に表示された通知に、心臓が強く跳ねて、一瞬凍って停止したかと思うほど強く高鳴り、その文字を凝視した。

 マサさんからだった。

『曲、どうでしたか』

 楽曲自体は、もう随分前に大塚さんからファイルが送られてきていて、歌詞どころか、ギターの音だけを抽出して聞いてもわかるぐらいには何度も聞いていた。

『とってもよかったです』

 普段使わない絵文字なんかも使ってやろうかと思ったが、似合わないことをして失敗するのが怖くて、つい、いつものようなメッセージで返した。

『今週、飯食いにいきませんか』

 イメージしていた通りの、無骨なメッセージがマサさんから続く。

 答え合わせ、してみませんか。

 あの夜のマサさんの声も、香りも頭の中でリフレインした。

 ここで返事をすれば、抱かれることになるんだろう。だが、私の中で決着がついていない。もしかしたら、また振り出しに戻る、と人生ゲームのスタートラインに強制送還されてしまうかもしれない恐怖もある。彼に熱をぶつけられたい欲望もある。結論を出すのが怖くてただ先延ばしにしていたことを今決めろと言われている。でも私はひどくずるい。チャンスを棒に振ることもできない。

 どうしようと返信に困っていると、マサさんから追加でメッセージが来た。

『この前は、ちょっと調子に乗りました。すみません。ご飯だけでなんで』

 その文章は、私がステージ上から見た、不器用なのに心優しい印象のashのマサさんだった。

 私はすぐに、ぜひと返して日程を決めた。


 数日後、メッセージで日程調整をした居酒屋に、現地集合で到着すると、大木を切り倒したみたいな机のカウンター席に、マサさんは座っていた。先ほどまで、WEB連載の漫画の、漫画オリジナルストーリーの打ち合わせがあったため、私から打ち合わせ場所に近いところがいいとお願いしてきてもらった場所だった。店のホームページには小さなテーブル席があったので、てっきりそっちで待っているだろうと思っていたのでびっくりしたが、お酒を飲むにしては少し早めの時間にもかかわらず、あたりは結構人入りが多かった。この店は、これからより賑わう時間帯に入るのだろう。

「お待たせしました」

「俺も今来ました」

 お決まりの会話をして、マサさんは少しだけ奥に詰めた。人一人座るのには十分なスペースがあるように見えたので、マサさんなりの気遣いかと思ったが、座ってみると、何もしていなくても、やわらかく足を開いて座っているマサさんの太ももの側面が、私の身体に当たって、高い体温が伝わってくるほど近かった。嫌じゃない。むしろ、うれしい。でも、マサさんはどうなのだろう。

 彼も気にしないようで、太ももは触れたまま動かなかった。私も、わざとそのままにしておいた。

 会話もそこそこに、お刺身の盛り合わせだとか、すぐに出るポテトサラダだとかを頼んだ。マサさんは、お酒は好きだけどビールは飲めないから、と日本酒を頼もうとした。私もお酒に強いわけではないが、お刺身にはレモンサワーもハイボールもあわないから、と日本酒を一合を頼んで、一緒に飲むことにした。

 小さなおちょこを乾杯、と傾けて、二人でお酒を舌で転がした。マサさんに、すきっ腹でお酒を入れても大丈夫なのかと聞いたら、今日はライブのリハーサルで昼食が遅くなって、まだ前の食事から三時間もたっていないと言っていた。このままでは昼前に食事をとった私だけ早く酔ってしまうから、と水を頼んでなるべく沢山飲むことにした。

 世間話をして、ほんのりとお酒が回ってきたころ、マサさんが言った。

「先日はすみませんでした。酒のせいにするのはよくないけど、失礼なこと言ったなって」「あ……いえ。お分かりだとはおもうんですけど、真実ではありますし」

 答え合わせの件にわざと触れないように、少し遠回りな回答をする。

「ああいうの、俺よく言ってるんじゃなくて。バンドって言うと、世間的に遊んでるイメージとかあると思うんですけど、結構人によるんです。俺は人付き合いも上手い方じゃなくて、ロックしか生き方が無かった、みたいな感じで。いや、なんていえばいいのかな」

 彼の目線は、私とはあわずに、テーブルに並んだ食べかけのおつまみを一つ一つ確認するように動いている。

「純粋に、嬉しかったんです。自分の分身がすごく魅力的な男として書かれてて、なんかこの人、すげえ俺の事好きでいてくれてる人なんじゃないかなって思って」

 私の自慰としか思えない文章を、彼は好意的に捉えてくれている。うれしい反面、自分の薄汚さが許せなくなった。私は彼の誘いを、可能な限り先延ばしにして、内心では彼の事と自分の得た肩書を守る方法をどうにか両立できないかと探っていたのだから。

「そんで、ああ言いました。普通に仲良くなるって言っても、こっちが先生の気持ちを半分わかってるみたいなもんだから、なあなあに関係持っても、恋愛か性欲かわかんない、世間で言うところのキープみたいになるじゃないですか。それは卑怯だなって。いや、そういう事を先生としたいってのもちゃんとあるんですけど、感情として」

 言葉を選んでいるようで、先ほどよりもゆっくりと丁寧な話し方で彼は私に言った。私よりもいくつか年上のはずの彼は、青いとも言える純粋さを持ち合わせているようだ。柄が悪く見える服装に、大きな体躯を持ち合わせておきながら、少年のような清さを持ち合わせる彼を、私はあまつさえ性欲を満たす道具として扱ってしまった。そして優しい彼は、それにすら応えようとしてくれている。その行為が、残酷な結果を生む可能性なんて微塵もないかのように。

「小説で、体の相性がわかってない関係は、大人が恋愛するには博打が激しいよって言われるシーンあるじゃないですか」

「書きました」

「先生もそう思ってるんじゃないかなって思って」

「そうです、ね。思ってます」

「俺たちがどういう関係になるかはわかんないです。俺も先生の事、書いたものしか知らないし。先生も、歌ってる俺しか知らないだろうし」

 大きく獰猛な獣のような印象としか取れない見た目なのに、今は彼を小さな子犬のようだと感じてしまった。

 可愛い、と思ってはダメだと頭の中で警報が鳴る。可愛いと本気で思ったら最後、私は彼にのめりこんで、後先を考えず突っ走ってしまう気がして。

「その辺はね……大人ですから、わかってますよ」

 なけなしの理性で煙に巻く。駆け引きなんて自分でできたのか、と自分の事ながら感心してしまう。

「今日はそれだけ、伝えたいなって思ってお呼びしました」

 ライブの時の挨拶のように彼は言った。私はなんと返せばいいかはわからなかったが、ステージ上に立つ姿からイメージしていた彼と、変わらない彼に胸をなでおろして、安堵のほほえみを浮かべたまま、とっくりからお酒を注いで一気に飲み下した。


「先生がよければ、また飯でも」

「はい、ぜひ」

 気まずさを救うように、会話の直後、席のラストオーダーとなった。混んでいる日は二時間制らしく、追加の注文はせずに私たちは店を出た。二件目でも、という雰囲気にはなっていない気がしたので、本当はもう少し話したかったが口に出さずに店を出た。

 マサさんは送りましょうかと言ってくれたが、店から駅に続く地下通路の入口は既に見えているため断って、少ない会話を交わして解散した。

 電車に乗りながら、断った事で拒絶したように見えたんじゃないかと不安になって、今日は楽しかったです、またぜひ近いうちに食事に行きましょうとメッセージを入れると、マサさんからすぐに、いつでも誘ってくださいと返ってきて、まるでクリスマスのイルミネーションスポットのように世界が華やかに煌めいたような感覚に陥った。

 これは恋なのだろうか。性の事はずっと考えて生きてきた。性欲に振り回されて生きてきたともいえる。昔の恋人も、結局はセックスがしたいからという理由ばかりで選んで、流れで付き合った事しかない気がする。好きだから抱かれたいのか、抱かれたいから好きと口にするのか。もし前者だとしたら、私はずっと前から彼に恋をしていることになる。こんなことすら知らないまま、私は大人になってしまった。初恋なんて、もうなんでしていたか覚えていない。


 家に帰り、久々に湯船を張った。お湯をためている間にクレンジングで化粧を落とし、たまった浴槽に身を預けた。

 じわじわと指先の血管が広がっていく感覚と共に、楽しい一日だった、と気が抜けた。お風呂の温度で身体に熱が溜まるのと同時に、どこからともなく私の一番大切なところが熱を持ち始めた。

 おちょこを持つ彼の骨ばった手を瞼の裏に浮かべる。光沢のある爪、おちょこが小さく感じるほどの手の大きさ。そこから伸びる腕に、あるいくつかのほくろ。近づいた時にふわっと香った、甘くないけど柔軟剤っぽい香り。

 記憶から漏らすまい、と丁寧に思い出せば出すほど、体にお風呂とは違う熱が溜まっていく。

 私はたまらなくなって、お風呂から這い出し、身体に水滴がついたままなのも気にせず、ベッドルームへ駆け込んだ。布団が身体の水分を吸収して、今夜寝るときに不愉快になることさえ気にも留めず、ベッド下から透明に透き通ったディルドを取り出した。

 使うたびに洗っているとはいえ、体内に入れるものだ。埃だの、菌だのがある気がして、先にアルコールの入ったウエットティッシュでさっとぬぐう。

 準備はできた。私は目をつむって、彼の事を考え始める。

 頭の中の彼の手が、私の秘部にあてがわれる。もう興奮しきってしまっているそこに、暴くように指を入れた。

『びしょびしょじゃん』

 彼の指が、随分と滑りの良い中の具合を確かめるように、私の中を押し広げていく。我慢するいわれはないと言わんばかりの指が、中で何度も弱く指を曲げ、ただ押し入りやすいように広げる動きをする。不意に、ぐっと親指が、私の興奮して赤く膨らんだ淫豆をはじいた。

「あっ……!」

 彼のいたずらな指が、中を広げながら不意をうつように、私の淫豆をさする。私の身体はたまらなくなって、彼にアピールするように何度も腰をうねらす。

「はやく、入れて……。もう我慢できない」

 熱い杭を早く打ち込んで欲しいと懇願する私の中は、より強い快楽を得るためにぎゅうぎゅうと指を締め付けていた。

  ゆっくりと、彼のソレが、濡れそぼった蜜口にあてがわれ、押し込められていく。ゆっくりとした腰のストロークが、じらすように奥を探る。

「あっ……」

 中の丁度真ん中に、切っ先が触れた瞬間に、私の口から嬌声が漏れた。気をよくした彼が、何も言わずにそのストロークを緩やかに早めていく。

 彼の大きな腰が、私の下生えをくすぐりながら打ち付けられる。開かれた脚の付け根に、鼠径部を埋め込んでしまうような打ち付け。彼はベッドについた手で上半身を支えながら、器用に腰だけを動かし、快楽をむさぼるように打ち付けている。

「あっ、ああっ!」

 中の一番奥の所に、怒張の先が当たり、その柔らかな亀頭で子宮口を叩くように激しいピストンを繰り返す。引いては押して、また引いて。何度も繰り返されるその動きに、おなかに力が入って、太ももが震える。私の身体にぐっと力が入り、彼のピストルを締め付けると、彼は口から小さな吐息を漏らしながら眉間にしわを寄せた。びりびりと這い上がってくる絶頂の稲妻が脳を散らす。ピクピクと私の中が何度も痙攣するのを味わうように、彼はピストンを続ける。

「まって、まって」

『またない』

 妄想の中の彼が、余裕なさげに呟くと、彼の腰の動きはよりいっそう深くに沈み込むように繰り返された。頭の中の火花が、散ってはまた灯って、終わらない絶頂を私に教え込んだ。

 頭の中の彼にあわせるようにディルドを奥へと突き立てて、快楽をむさぼる。手の中の疑似の彼越しに、何度も中が痙攣しているがわかる。どれだけ満たしても、まだ、もっとと身体が浅はかに快楽を求めて、終わりどころを見失っている。

『……イく』

 彼が小さく呟いた。その動きにあわせて、彼は自分勝手に腰をふった。私の手の中のシリコンの棒も、無遠慮な腰つきにあわせて中をこすった。

 最奥を強く何度か押し上げた後、今日一番の大きな絶頂が身体を襲った。脚にぎゅっと力が入って、大きく息を吸う。ぼんやりとした意識の中で、ディルドを引き抜くと、間接照明に照らされたねばついた愛液が、ディルドと私の秘部に太い糸を引いた。

 枕元のティッシュを数枚引き抜いて、ひとまずディルドをそこに置くと、ぐったりと力なくベッドに全てを預けるように倒れこむ。視界に入るものの全てが、この世であってこの世でないような、情報の入ってこない頭がゆっくりと覚醒して、私を現実へと引き戻した。

 そこには、情事でかいた彼の汗も、ピロートークをするために私を向く彼の身体も無い。たださっきまで食事をしていた男で妄想しながら、一人身体を慰める、みじめな女の肉の塊があるだけだ。

 自慰をした後、腹の底からふつふつとむなしさと、罪悪感が湧いてきた。一人で自分を慰めた事の無い女なんていないはずだ。皆、口に出さないだけ。口に出す雰囲気やタイミングが無いだけで、どうせみんなやることをやっている。そう誰に向けるでもない免罪符を心の中で唱えながら、私は先ほどまで入れていた、まだ生暖かいディルドを洗いに蛇口へと向かった。それはこの世で一番むなしく感じる時間だった。

 深夜の孤独が身を包んで、身体がばらばらにされるような、そんなむなしさだった。


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