未来の火星を舞台にしたSF作品です。かなり作り込まれた設定の作品で、少し不思議な感じのするストーリー展開と相まって、独特な感じがする作品でした。
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火星移住。現在も研究は進められていますが、その環境は極めて過酷で、人類がすぐに暮らせる場所ではありません。完全な移住が実現するには、数百年単位の時間がかかるとも言われています。それでも人類は火星の土で植物を育てるなど、小さな一歩を積み重ねながら、未来へ向けて確実に進んでいます。本作は、そんな火星移住の未来を描いた物語。科学的リアリティを持ちながらも、想像力をかき立てる本格的なSF体験を、ぜひ味わってみてください。
翻訳SFとも正面から勝負できる作品。文体、設定、展開から結末まで、ただの一つも漏れなく、すべてが最高水準で仕上げられています。SFを探しているあなた、ここに本格SFがありますよ!
ここは火星の小都市『トウキョウ』。厳密な清浄が求められるドーム型都市に、カサイという一人の男が降り立つのだが……。壮大な幻想的世界観をもつSF。一段落一段落が驚愕の連続でした。これだけの空想をひとところに詰め込んで、面白さが崩れないのが素晴らしい。一種の天才のみに許される作風だと思います。本当にすごい作品なので、SFに興味のある皆様は、ぜひご覧ください。