第27話 香澄と凛子㉗
「香澄ってキスすると凄く可愛い顔になるよね」
そう言いながら、凛子は再びキスをしてきた。
今度は、先ほどよりもさらに激しく、そして濃厚なものとなった。
私は、彼女の舌を受け入れ、自分からも絡めていく。
そして、お互いの唾液を交換し合った後、ようやく解放された。
「香澄ってキス大好き? 今更だけど」
そんなことを言われると、顔が熱くなる。
確かに、キスは大好きだが、それを口に出すのは、やはり恥ずかしいのです。
それに、私自身、今まで誰かを好きになった経験などなかったので、自分でもよくわからない。
だから、曖昧に笑って誤魔化すことにする。
「あ、あの、凛子、そろそろ仕事行かないと」
そう言うと、彼女は、不満そうな顔をした。
それから、しばらく考え込むような仕草を見せたあと、口を開く。
それは、私にとって予想外の言葉だった。
「じゃあ、今夜キスしてもいい?」
その言葉を聞いた瞬間、私は、驚いてしまった。
まさか、そんなことを言われるとは思っていなかったので、返答に困ってしまった。
でも、ここで断ってしまったら、彼女を傷つけてしまうかもしれない。
だから、私は、頷いて答えた。
そうすると、彼女は、満面の笑みを浮かべ、嬉しそうに言った。
「ありがとう! 楽しみにしてるね」
その言葉を聞いた途端、私の胸は高鳴った。
そして、その日の夜、私達は、約束通りキスを交わした。
最初は、軽い口づけだったが、次第に、激しいものになっていった。
舌を絡め、お互いの唾液を交換する。
それがとても気持ちよくて、いつの間にか夢中になってしまっていた。
そして、そのまま、何度も唇を重ね合った後、お互いの口を離すと、そこには銀色の橋が出来ていた。
それを見て恥ずかしくなり、顔を赤く染めてしまったが、それでも私達は満足することができなかった。
「香澄、キスだけじゃ満足出来ないから夜の公園へ行こうよ」
そう言われて、驚いた。
確かに最近キスばかりしていたので、少し欲求不満だったのかもしれない。
でも、夜の公園でなんてダメだと思い断ることにしたのですが、彼女の有無を言わせぬ強引な態度に押されてしまい結局行くことになってしまいました。
夜、公園のベンチに座っていると凛子が来て隣に座るのです。
そして、そのままキスをしてきたのです。
最初は触れるだけの軽いものだったのですが、次第にエスカレートしていき舌を入れられて絡められました。
それが気持ちよくて頭がボーッとしてきてしまい、何も考えられなくなるほど夢中になっていました。
しばらく経ってようやく解放された頃には息も絶え絶えになっていましたが、それでもまだ物足りないといった様子でした。
「あのね、香澄。人がいないし、ラフな恰好してよ、いいよね?」
そう言って彼女は、私の服を脱がそうとし始めたので、慌てて止めたのですが、結局抵抗虚しく、あっさりと脱がされてしまった。
そして、下着姿になった状態の私を見て彼女は微笑むと、そっと頬に手を添えて、優しくキスをしてきたのです。
その行為があまりにも幸せすぎて、涙が出そうになりました。
それから、しばらくの間、お互いに見つめ合ったまま何も喋らなかったのですが、不意に彼女が口を開きました。
それは、とても甘く、蕩けるような声音でした。
私達は何度もキスを交わし、お互いの愛を確かめ合った後、ようやく落ち着くことができたのです。
しかしそれでも、私達の熱い想いは冷めることはありませんでした。
それからというもの、私達は、より深く、激しい愛情表現をするようになったのです。
例えば、二人きりの空間では、常に手を繋いでいることが当たり前になり、そして、隙あらばキスをすることも増えたのです。
それだけでなく、時には、お互いの体を求め合うこともありました。
しかし、それでも足りないと感じるときもあり、そんな時は、互いに激しく求め合い、愛し合いました。
そんな日々を送るうちに、私達の関係は、より一層深まっていったのでした。
「凛子、一緒に創作料理でも作らない?」
そう言うと、彼女は、少し驚いた表情をしていたが、すぐに笑顔になって、快く承諾してくれた。
そうして私達は、キッチンへと向かい、一緒に料理をすることにした。
まず最初に作ったのは、パスタだ。
材料はシンプルで、スパゲティーとトマトソースだけという簡単なもの。
しかし、だからこそアレンジが効くし、自分好みの味に仕上げることもできる。
まずは、フライパンを熱してオリーブオイルを入れ、みじん切りにしたニンニクを炒める。
香りが立ってきたところで、そこに輪切りにした唐辛子を入れてさらに炒めていく。
そして、そこに塩と胡椒を加え、味を整えたら完成です。
続いては、スープを作ることにする。
まずは、玉ねぎを薄切りにして鍋に入れる。
次に、ベーコンやウィンナーなどのお肉類も入れていくのだが、この時、お肉が固くならないように注意が必要です。
火が通ったら、そこに水を入れて煮込んでいくのだが、ここでポイントとなるのは、コンソメキューブを入れることだろう。
これによって味に深みが出るだけでなく、短時間で味が染み込むようになるのです。
最後に、仕上げとしてパセリやパプリカなどの彩り野菜を入れれば完成です。
これで、美味しいスープの出来上がりです。
そして、次はサラダを作ることにする。
まずは、レタスやトマト、キュウリなどを切っていくのだが、ここでも注意が必要で、切り方によって食感が変わってくるため、慎重に切らなくてはならない。
次に、ボウルに切った野菜を入れていくのだが、ここでポイントとなるのは、ドレッシングを混ぜることです。
これによって味に深みが出る上に、野菜の旨味も引き立つようになるのです。
最後に、お皿に盛り付ければ完成です。
これで、バランスの良い食事が完成しました。
最後にデザートとしてフルーツポンチを作ることにしました。
まずは、お好みの果物を切っていきますが、この時も注意が必要です。
まず最初に皮を剥いてから切るべきですが、あまり厚く剥くと食感が悪くなるので注意が必要です。
また、種を取り除くことも忘れずに行うようにしましょう。
次に、切った果物をボウルに入れていきますが、この時にも注意が必要です。
小さく切りすぎないことと、形を整えておくことが肝心です。
最後に、氷を入れたグラスに注げば完成です。
これらの料理をテーブルに並べるだけで、立派な料理の完成です。
味ももちろん美味しく仕上がっていますし、見た目も美しい仕上がりとなっています。
そして、食事を終えた後は、二人で後片付けをしました。
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