第21話 香澄と凛子㉑

その後、私達は素肌となり何度も愛し合いました。

それからの私と凛子は、毎日のようにキスをして、

時にはお互いの体を求め合いました。

そして、私達が体を重ねた回数は既に数えきれないほどになっており、

それと同時に愛情も深まっていったのです。

しかし、それと同時に不安も抱くようになってしまったので、

私は彼女に打ち明けることにしました。

すると、彼女は優しい笑顔を浮かべながらこう言ってくれました。

「大丈夫だよ、私は貴女だけを見ているから安心していいよ、それに愛してる」

その言葉を聞いた瞬間、私は嬉しくて泣き出してしまいましたが、

それでも彼女は私を受け入れてくれたのです。

それから私たちはいつも通り過ごすようになりましたが、

それでも変わらず私達の関係は続いています。

今日もまた彼女と愛し合うのです。

その後、私たちは互いに抱きしめ合い、口づけを交わしますが、

それだけでは足りないと言わんばかりに、

私は彼女の首筋に吸い付きました。

そうすると、彼女の甘い声が漏れ聞こえてくるので、

さらに興奮してしまい、激しく求めていきました。

やがて、私は満足し、唇を離すと、

彼女は荒い呼吸をしながらも、私に微笑んでくれました。

そして、そのまま眠りについたのです。

翌朝、目が覚めると隣には彼女が眠っていました。

その可愛らしい寝顔を見ていると、とても愛おしく感じてしまいますし、

同時に幸せな気持ちになれるのです。

そして、彼女が目を覚ますまで、私はずっと見守り続けたのでした。

朝食を終えた後、彼女がこんな提案をしてきました。

それは、二人で一緒にお風呂に入ろうというものだったのです。

それに対し私は、戸惑いつつも受け入れることにしたのですが、

それでもやはり恥ずかしいのです。

なぜなら、彼女の美しい裸体を目の当たりに

するということは、それだけ私の心臓が高鳴るということだからです。

でも、彼女が望んでいることなら、

それに応えなければならないと考え、私は覚悟を決めました。

そして、彼女と共に浴室へと向かうのです。

脱衣所で服を脱ぎ、バスルームに入ると、

そこには既に湯船が張られており、お湯の温度も丁度良くなっていたので、

私たちはすぐに湯船に浸かります。

そうすると、彼女は私に抱きついてきました。

その瞬間、私の胸はドキドキしてしまいましたが、

それでも嬉しかったですし、何より幸せを感じていました。

しばらくの間そうして過ごした後、私達は風呂から上がります。

それから、タオルで身体を拭き、お互いの髪を乾かし合いながら、

今日の出来事について語り合ったのですが、それでもやはりキスの話題が多くなってしまいました。

「ねぇ、香澄。もう一回キスしよ?」

彼女がそう言った瞬間、私の鼓動は一気に跳ね上がりました。

そして、私は彼女にキスをします。

最初は軽いフレンチキスだったのですが、

徐々に激しくなり、舌を入れて濃厚なものへとなっていったのです。

そして、お互いの唾液が混ざり合い、

糸を引く様になった時、ようやく唇を離しました。

すると、彼女は蕩けたような表情を見せながら、

「もっともっとして、香澄」

と言い、さらに激しく求めてきたので、

私もそれに応え、より一層激しくキスを続けます。

やがて、息が続かなくなり、唇を離すと、

銀色の橋がかかり、とても淫靡な光景が広がりました。

それでもなお、私達は止まることなく、何度も何度も求め合い続けたのです。

そして、気がつけば、もうすっかり夜になっていましたので、

私たちは寝室に向かい、愛し合うのです。

今日もまた、私達の情熱的なキスで始まった一日でした。

凛子は私に夢中になっているのですが、それは私も同じことであり、

凛子の事を考えているだけで幸せになれるのです。

私はこの幸せを手放したくありませんし、何より、

凛子の事を愛してしまっているのですから当然なのです。

なので、これからもずっと、私は彼女と一緒に生きていくことを決意しました。

しかし、そんな日々を過ごしているうちに、

少しずつ彼女の様子がおかしくなってきたことに気づいたのです。

いつもならば、私に対して笑顔を見せてくれるのに、最近ではあまり見せてくれませんし、

何より、私に甘えてくることが減ってしまったのです。

そのため、私は不安になり、彼女に問い詰めたところ、

彼女はこう答えてくれたのです。

「香澄が私のことを嫌いになるんじゃないかって思って……」

そう言われた瞬間、私はショックを受けてしまいましたが、

それでも彼女に対する想いは変わらず、むしろ深まっています。

だからこそ、私は彼女にこう伝えました。

「私はどんなことがあっても、凛子のことを愛している」

と、力強く宣言することができたのです。

そうすると、彼女はとても嬉しそうな表情を浮かべながら、

「私も香澄のこと、大好き」

と言って、私にキスをしてきたので、それを受け入れるのです。

私達は再びキスをし、互いの愛情を確かめ合いました。

その後も、私達は何度もキスをし、体を重ねました。

そうすることで、私達はますます惹かれ合い、愛情が深まっていくのです。

しかし、そんな幸せな日々も長くは続きませんでした。

ある日、凛子は突然、こんなことを言い出したのです。

それは、私のことよりも自分自身のことが好きに

なってしまったというものでしたが、それに対して私は驚いてしまいました。

なぜなら、彼女の性格上、そんなことはあり得ないと思っていたからです。

しかし、彼女の様子を見ていると、それが嘘ではないということを感じ取れたので、

私はショックを受けてしまいましたが、それでも彼女のことを信じるしかありませんでした。

その日から、彼女は私に冷たく当たるようになったのです。

以前のように、私に抱きついてきたり、キスを求めたりしてくることがなくなったのです。

それどころか、目も合わせてくれなくなり、会話すらしてくれなくなってしまったのです。

そのせいで、私は寂しい思いをすることになってしまいましたが、

それでも、彼女のことを信じて待ち続けることにしたのです。

それから、数週間が経ち、彼女との関係は完全に終わってしまいました。

それと同時に、私の中でも何かが壊れたような気がしたのです。

私は彼女に別れを告げる決意をしました。

しかし、それでも、心のどこかでは彼女のことを忘れられない自分がいたのです。

そんなある日、彼女と偶然出会いました。

彼女は私を見るなり、驚いたような表情を浮かべていましたが、

それでも、すぐに笑顔を見せてくれました。

私たちは久しぶりの再会を喜び合い、その日は一緒に食事をすることになったのです。

その時、彼女が突然こんなことを言い出したのです。

それは、もう一度やり直したいというものだったのですが、

それに対し、私はこう答えました。

「凛子の事をやっぱり愛しているから、

やり直したい」

そう言うと、彼女は喜んでくれましたので、私も嬉しくなりました。

そして、私達は元の関係に戻ることができたのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る