[23]: 王都に忍び寄る影? 新たな依頼の予感

そんな平和な日々が続いていたある日、またしても国王陛下から呼び出しがかかった。

玉座の間へ行くと、陛下は何やら難しい顔をしている。


国王「リュート殿、よくぞ参られた。実は…近頃、王都近郊で不可解な誘拐事件が多発しておるのじゃ」

俺「誘拐、ですか?」

国王「うむ。主に若い娘ばかりが、忽然と姿を消しておる。騎士団も捜査にあたっておるのだが、犯人の手がかりが全く掴めなくてな…」


隣に控えていたセシリアも悔しそうな顔をしている。

彼女の管轄でこんな事件が起きてりゃ、プライドも傷つくだろう。


セシリア「申し訳ありません、陛下…! 私の監督不行き届きです…!」

国王「いや、お主を責めておるわけではない。犯人は相当な手練れのようだ。そこで、リュート殿の力を借りたいのじゃ」

俺「なるほど。まあ、暇してたところですし、いいですよ」


最強の俺にかかれば、どんな誘拐犯だろうと一瞬で見つけ出してやるぜ。


リリアーナ「リュート様、私もお手伝いいたしますわ! 何か情報収集ができるかもしれません」

ミリア「わ、私も…! お料理やお掃除くらいしかできませんけど…!」


うんうん、みんな協力的で素晴らしい。

チーレムメンバー、ここに集結!って感じだな。


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