[5]: 波乱の(チーレム)幕開け! …の予感!

そんなこんなで、俺はリリアーナ姫の馬車に同乗させてもらい、王都へ向かうことになった。

馬車の中では、リリアーナ姫が俺の強さの秘密とか、どこから来たのかとか、色々質問してきたけど、適当にはぐらかしておいた。

だって「スマホゲーしてたらマンホールに落ちて死んで、女神様にチートもらって転生しました」なんて言っても信じてもらえないだろうし。


(しかし、異世界転生初日から王女様ゲットとか、俺の人生イージーモードすぎじゃね? これからどんな美少女たちと出会って、どんなチーレム展開が待ってるんだろうなぁ! ワクワクが止まらねえぜ!)


チラリと隣を見ると、リリアーナ姫が熱っぽい視線で俺を見つめていた。

うん、これはもう完全に落ちてるな。間違いない。


俺「さてと、王都ではどんな騒動が待ってるのかねぇ。まあ、俺がいれば全部解決だけどな!」


ニヤリと笑う俺の顔を見て、リリアーナ姫はまた少し頬を染めるのだった。


――こうして、神崎琉斗のノリと勢いとチート能力による、異世界最強チーレム伝説の第一歩が、今まさに踏み出されたのである!

次回、「王都到着! 即行で騎士団と揉めてみた!」お楽しみに! …って、まだ続くかは知らんけどな!


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