ある日、
父親である主人公は、母の日に娘から花を贈られます。
なぜ母の日に? と戸惑う父親でしたが、
ここのご家庭は少し複雑な家庭環境なのでございますな。
母親の代わりなどできっこない男親は、不器用にでも娘を育てあげました。
お父さんの苦労、娘さんの苦悩を察するにあまりあります。
感謝は365日毎日伝えないとと思うので、
父の日、母の日などというものに私は疑問に感じていたのですが、
こういう些細なきっかけで救われることもあるのですな。
何より、こういう物語を読めるきっかけにもなれたので、
父の日母の日も、捨てたものじゃござんせん。
ご一読を。