第4話 久しぶり
実家につくと私の姉妹の一番末っ子のえりが迎えに来てくれた。 「お姉ちゃん久しぶり〜。佐枝歌から話は聞いてるよ〜。これからよろしくお願いします。えりこといいます。みんなからはえりって呼ばれてるよ!」 えりは前髪はぱっつんの金髪ボブで我が妹ながら超絶可愛い。佐枝歌(さえか)は家のメイドでいつも掃除をしてくれたりご飯を作ってくれたりしている。ついでにいうと佐枝歌の名字は知名絵(ちなえ)といってめっちゃいいとこのお嬢様だ。久しぶりの実家を懐かしいと感じつつ家に上がった。やはり佐枝歌がいるからか部屋などはとてもきれいで安心した。私の家は四人姉妹で私とえりの間に双子の姉妹がいるのだが、一人が元気で明るいけど掃除が嫌いで私が一緒にいたときは全然掃除していなかったのだ。だから少し安心してしまった。そうしていると双子の妹たちも来た。 「あっ!きこ姉やっほー。これから一緒に住む人も!よろしくね~」 先に挨拶してきたのはさっきいった元気系の可愛い妹、まことだ。アクアマリンの色をした長くサラサラとした髪をもっている。 「お姉ちゃんおかえりなさい。これから一緒に生活する方々、私は村泉リリといいます。よろしくお願いします。」 もう一人の妹、リリはおっとりしていて優しい雰囲気が特徴だ。髪はサクラ色で太ももぐらいまでに伸びている。私と同じで少し髪の毛がふわふわしている。私の実家に住んでいる人はまこと、リリ、えり、佐枝歌、そしてもう一人いる。ちなみに親は、母が出張中。父は会社の近くに立てている家で暮らしているよ。私の実家に住んでいるもう一人の人物は村雲ゆる、という子だ。簡単に言うと今のサリーや雛葉と同じで外から来た子だ。大人っぽい雰囲気の子だが、意外とおてんばらしい。今日からは、この家に新しいメンバーが加わる。そんな中、後ろの玄関からガチャッという音がした。
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