妄想議事録① #001
私は、今年から首都圏の大学に通う新大学生だ。
中高が厳しい女子校だったため、男性との接触に慣れていないが
生活が順調にいくことを願うばかりである。
先日、入学式を終え、今日から花の大学生活が幕を開ける。
さっそく、最初の授業のある教室を目指し歩みを進めるが、
キャンパスが広すぎてものの数秒で迷子に。
自分がどちらの方向から来たのかも分からずに右往左往していると
後ろから声がした。
『大丈夫ですか?もしかして迷子なってます?笑』
その声は低く、でもどこか優しさがある声だった。
振り向くとそこには、綺麗な顔をした背の高い男性がいた。
私「あ、え、そうです!!
一限に物理化学の授業があるんですけどキャンパスが広すぎて.....
もう自分がどこから来たのかすら不明です!! 」
『え!まじですか!俺もつぎ物理化学なんですよ!
なんとなく位置分かるのでよかったら一緒に来ます?』
私「いいんですか!?ありがたいです!ほんと救世主です!笑」
『全然大丈夫です!ちょっと遠いので喋る相手が出来て逆にうれしいですよ。
あ、こっちですね。 』
私達は少しの会話を交え、共に教室へと歩き始めた。
私「あ、そういえば名前言ってなかったですね。
私は まい です。 お名前は....? 」
『まい、え、めっちゃいいお名前ですね。
俺は秀(しゅう)です。同学年同士これから仲良くしてくださーい!!笑』
私「こちらこそお願いします笑」
私にも、春が来たのかもしれない。
そう思えるような、気持ちの高鳴りを微かに感じた。
これが、私と秀の出会いだった。
女子高生の妄想恋愛録 @ggiiuu0987
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