五月病という名の、小さな嵐
長櫓愛希
五月病という名の、ちいさな嵐
春が過ぎ行く中で、街が新緑に包まれるこれからの時期、私は決まって気持ちが憂鬱になる。
新年度の慌ただしさがひと段落し、ようやく、自分なりの仕事のペースをつかんできたと思っていた矢先、なぜだか、心だけがぼつんと置いてけぼりになるような感覚になるのだ。
もしや、これが「五月病」というものなのだろうかね…?いやはや…(´・ω・`)💦
(´・ω・`)ヾ(ーωー;) いや、アンタの場合はいわゆるところの「更年期障害」ではないか…と…。
100%…SO かもね!(〃∇〃) ←シブがき隊
(〃∇〃)ヾ(ーωー;) …ばか?
「五月病」という言葉は、いつから言われるようになったのだろうか…? 気になって調べてみたところ、その起源は1960年代頃からなのだとか…。
4月から新生活をスタートさせた大学生や新入社員が、ゴールデンウィーク明けに虚脱感を感じたり、抑うつ状態に陥ることを「五月病」と言うようになったと言われている。
また、1970年代には「五月病」という言葉が流行語になるなどの現象も起きたとか…。
昨今の日本(…に限らないかもしれないが)は、進学、就職、転勤……と、新しい環境に飛び込んだ人々の多くが、ゴールデンウィーク明けから急に、心と身体の調子を崩してしまうそうだ。
先日、あるニュース番組を観ていたら、「退職代行」なるサービスを提供する企業も存在するとやっていた。
退職代行会社とは、「会社を辞めたいが、しかし、自分からは言い出しにくい」という社員の代わりに、退職の意思を会社に伝えてくれるサービスを提供する会社のこと。
入社早々にもかかわらず、退職の意思を固めた新卒入社の社員の利用が、年々増加傾向にあるのだという。
おいおい!どんだけ甘やかされているんだ…今の日本は。ひと昔前だったら考えられないぞ…と…私からすれば、正直ビックリ!\(◎o◎)/
ま、日本のアチラコチラに蔓延る、いわゆるブラック企業へ就職してしまったりしたならば、致し方ないかもしれないが…(;´Д`)
期待に胸をふくらませて、意気揚々とスタートさせた新生活だけれど、ふたを開けてみたら、思っていたものとは違う。
そんな、理想と現実とのギャップに加えて、この先の人生の不安が混ざり合い、張り詰めていた糸が、ふとした瞬間にぷつりと切れるのだろう…。
私もかつて、そんな不安な気持ちに苛まれたことがあるから、なんとなくわかる。
仕事のことはもちろん、人間関係(←これが一番悩ましい)、それに、自分の選んだ道に対する自信の欠如とか、その他もろもろ…。それが一気に押し寄せてきて、どうにかなりそうだったことがあった。
その最中、晴れわたった空を見上げるたびに、
「こんなにすがすがしい青空の下、どうして私の気持ちは、こんなにも沈んでいるんだろう」と自分を責めてしまったものだ。
昔だったら、そんなのは自分次第、気のもちよう…更には「単なる甘え、怠惰」と一蹴されたが、今は違う。
五月病は、決して怠けや甘えではない。むしろ、それだけ、毎日を真面目にがんばってきた証みたいなものなのだ…と、私は思うのだ。
新しい生活に適応しようと、知らず知らずのうちに自分に無理を強いていたことに、ようやく気づけるタイミング……それが「五月病」なのだと。
だからこそ、この時期には自分を労ることが大切なのかもしれない。ささやかなことでいい。
例えば、夜は1時間早く寝る。1駅分歩いて散歩を楽しんでみる。お気に入りの喫茶店で好きな本を再読する。
それか……逆に、なんにもしなくていい日を意識してつくるでもいい。
五月病は、つかの間の嵐のようなものだ。いずれ過ぎ去る。
ただし、無理に走り抜けようとすれば転んでしまう。だから、立ち止まり、雨宿りをしてみよう。そんな風に考えればいい。
新しい季節に慣れることは、少し時間がかかるし、どうしても乗り越えられないこともあるだろう。
しかし、それを「甘え」や「怠惰」と言う人には、無理にわかってもらわなくてもいい。
ただ、自分だけは、自らの心の声に いつでもどんな時でも耳を澄ませていたいと思う。自分だけは、いつだって自分の味方なんだから…。
(´・ω・`)ヾ(ーωー;) てか、アンタの場合は大いなる甘やかし過ぎだが…💧
(〃∇〃) 全米が涙するぞよ〜!!
(〃∇〃)ヾ(ーωー;) ……はよ、寝!!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございますm(_ _)m💦
毎度毎度、
こんなんでスミマセン…(´・ω・`)ゞ ←反省しろ
五月病という名の、小さな嵐 長櫓愛希 @carameldrops
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