第5話 仕組まれた罠が、ふたたび運命を揺らし始める
りさがイタリア旅行をしている間に、カイと咲は急速に距離を縮めていた。
――まさかその裏で、りさにも運命を揺さぶる出会いが待っているとは、カイは知る由もなかった。
旅の数日目、りさは先輩夫婦主催のディナーに招かれた。
ご夫婦の友人や、りさの女友達も合わせて10名ほどの食事会。
その中にいたのが、マルコという名のイタリア人男性だった。
ワインが進み、話が弾む中で、りさとマルコは自然と隣に座るようになっていた。
冗談を交わしながらも、マルコの視線は一瞬もりさを離さない。
その情熱的な目と言葉に、りさの心と身体は、不覚にも揺れていた。
(こんなに真っ直ぐに、女として求められるのって、いつぶりだろう)
最近のカイは、優しいけど、どこか熱がない。
甘えることも、求められることも減った。
思えば、ふたりの関係も長くなりすぎたのかもしれない――。
そしてその夜、りさはマルコと一線を越えた。
翌朝、マルコはまっすぐに言った。
「君とイタリアで一緒に暮らしたい。すぐに戻ってきてほしい」
驚くりさだったが、心のどこかで「こうなること」を期待していた自分がいた。
異国での暮らしに不安はある。でも、先輩夫婦のような人生に、少し憧れていたのも事実だった。
りさはマルコと再会する約束を交わし、カイとの別れを決意する。
日本に戻って数日。
りさはカイにLINEを送った。
「大切な話があるの。部屋に行っていい?」
その日の夜、カイの部屋に入ったりさは、何気なくソファに視線を落とした。
――ほんのわずか。だが、確かにそこに“誰かの気配”があった。
洗面所のコップの位置、リビングに残る香り。
咲と過ごした夜の“微かな名残”に、女の勘が反応する。
(まさか、カイ……)
そういえば、イタリアから送ったLINEに、やけに早く返信があった。
そのときは気にも留めなかったが、今になって思い返すと、なにか引っかかる。
「まあ、いいわ。それなら都合がいい」
りさは心の中でつぶやいた。
カイにも“別の誰か”がいたのなら、余計な罪悪感を抱く必要もない。
別れを切り出しやすい。そう思った。
「カイ。……話があるの」
りさの声は、いつになく静かだった。
目を伏せたまま、彼女は続ける。
「私ね、イタリアで……ある人と出会ったの。
その人と、もう一度会うために、向こうに行こうと思ってる。
……別れよう」
カイは驚いたように目を見開いたが、すぐに静かな笑みに変わった。
「そっか……。
りさなら、どこに行っても大丈夫だよ。俺は応援してる」
あまりにもあっさりと受け入れられたりさは、どこか拍子抜けした。
(あれ? もうちょっと引き止めてくれるかと思ったのに)
でも、りさの心はすでにマルコに向いていた。
カイの表情の変化や、部屋の気配の変化など、もうどうでもよかった。
いま、ふたりの“5年間の関係”は静かに幕を下ろした。
誰も取り乱さず、涙も見せず。
ただ、お互いの人生が、別の方角へと舵を切っただけだった――。
マルコとの新しい生活を夢見て、りさは数日後、日本を離れた。
情熱的で、ロマンティックな言葉を惜しまないイタリアの男性。初めはそんなマルコのすべてが刺激的に映り、心も体も熱くなった。
だが、現実は甘くなかった。
文化も言葉も生活リズムも違う。気分屋なマルコは、突然機嫌を損ねることもあり、ついには感情的に手が出ることもあった。
夢見たはずの異国での恋は、たった3か月で終わり、りさは、ひとり日本へ戻ることとなった。
──そして、帰国から数日後。
りさが街を歩いていると、ふと目に入ったガラス張りのカフェ。その中に、どこか見覚えのある後ろ姿があった。
(あれ……カイ?)
前に座っている女の子と、同じTシャツを着ている。よく見ると、その女の子は──あの時のランジェリーショップの店員。
(嘘でしょ……)
目を凝らしてTシャツをよく見る。
(これ、ユニクロと有名デザイナーがコラボした限定Tシャツじゃない? 発売日に即完売したって話題になってたやつ……)
りさはスマホでTシャツの発売日を検索した。
──出てきた日付。
(……この日って、私がイタリアに出発した日じゃない!)
衝撃が走った。
あの朝、空港まで見送ってくれたカイ。あの時、何もなかったような顔をしていたのに──。
思い返す。帰国してカイの部屋に行ったとき、感じた“違和感”。
イタリアから送ったLINEに、すぐ返ってきた“あの即レス”。
(全部……あの子だったんだ……)
胸の奥がざわつく。悔しさ、驚き、そして――嫉妬。
(あの子……私のいない間に、カイと……)
りさは、自分の感情に戸惑いながらも、ひとつの結論にたどり着いていた。
(カイへの気持ちは、もうない。けど、あの子に奪われたのが許せない……)
咲の姿が脳裏に浮かぶ。
(色気も何もない……あんな小娘に……)
プライドが、怒りに火をつけた。
(いいわ。だったら、こっちも仕掛けてやる)
そう心に決めたりさの脳裏に浮かんだのは、後輩・陽菜(ひな)だった。
社内で一番若くて、可愛くて、男にモテる女の子。
(陽菜なら……カイを惹きつけるなんて簡単。あの子が近づけば、カイなんてすぐに目移りするわ)
すでに計画は始まっていた。
りさは、唇をかみしめた。小娘――見てなさい。
りさは帰国してすぐ、後輩の**陽菜(ひな)**に連絡を取った。
「ねぇ、ちょっと相談あるから来てくれない?」
何も知らない陽菜は、明るい声で「はいっ」と即答した。
カフェの奥の静かな席に腰を下ろすと、りさはテーブル越しに真剣な眼差しを向けて言った。
「陽菜、実はお願いがあるの。……カイっていう人がいるんだけど、ちょっとだけ協力してほしいの」
「カイさん……?」
りさは、かつての恋人カイのこと、イタリア旅行の間に彼が他の子(咲)と付き合い始めていたこと――そして今、その子とペアのTシャツで仲良さそうにしていたことを語った。
「私のいない間にカイが、色気もなにもない小娘と浮気してたの。……別に、カイのことなんてもうどうでもいい。でも、あの子だけは許せない。別れさせたいの」
陽菜は、りさの必死な様子に戸惑いながらも、頷いた。
「先輩……でも、私、そんなの……やりたくないです……」
「わかってる。でもね、陽菜しか頼めないの。女の私から見ても、陽菜って本当に羨ましいくらい魅力的。陽菜以上の子、他にいる?……お願い、あなたしかいないの」
陽菜は、胸の奥が痛んだ。断るべきだとわかっていながら、憧れの先輩にそう言われてしまっては、言葉を飲み込むしかなかった。
「……わかりました。やります」
りさは笑みを浮かべながら、バッグから折りたたんだ紙を取り出した。
「これ、カイがよく走ってる時間とコース。ね、ここに立って、『この場所に行きたいんですけど、ちょっとわかんなくて』って声をかけてみて」
陽菜は地図を見下ろした。りさは続けた。
「この距離なら、絶対に“説明するより連れて行ったほうが早いな”ってなるはず。そしたら“じゃあ、ついてきて”って言ってくるから」
「……」
「いい? 陽菜がちょっと困ってるだけで、あの人、すぐ助けたがるから。それに陽菜はかわいいし、あんな小娘なんかよりずっと魅力的だし、すぐ惹かれるはずだから」
陽菜は、ぎこちなく頷いた。
「わかりました。やってみます」
「2回目のアプローチは、また私から指示するから。まずは最初の出会い、ちゃんと演じてね?」
陽菜は、胸の奥に広がる小さな不安を押し殺しながら、地図をそっと鞄にしまった――。
陽菜は、しばらく黙ったまま、コーヒーのカップを見つめていた。
(本当に……そんなこと、できるの?
あの先輩の彼氏に近づいて、惹かれさせて、彼女さんから奪うなんて……)
胸がざわつく。嫌だ、そんなの。
でも、りさの言葉が何度も胸に刺さる。
「陽菜以上の子、他にいる?」
憧れの先輩から、そんなふうに言われたのは初めてだった。
ずっと、見ていてくれるだけで嬉しかった。頼られることも、誇らしかった。
(やりたくない。けど……でも、私しかいないって……)
無理して笑顔を作りながら、陽菜は小さく頷いた。
「わかりました。……私で、お役に立てるなら」
そう言いながらも、胸の奥には小さな棘が刺さったまま、抜けなかった。
陽菜はその夜、一人きりで帰り道を歩いていた。
りさに頼まれたこと、それを自分が引き受けてしまったこと――何度も頭の中で繰り返していた。
(彼女さんから奪うなんて、本当にいいのかな……)
胸の奥が、少し痛んだ。
――そして迎えた週末。
りさからの細かい指示をメモに書きとめた陽菜は、指定された時間に、カイがよく通るという公園の前で待っていた。
スマホの時間が、りさの伝えた時刻を刻む。
やがて――遠くから、ジョギングウェアのカイの姿が見えてきた。
(本当に来た……)
陽菜は、少しだけ深呼吸してから、タイミングを見計らって声をかけた。
「あの、すみません……!」
立ち止まったカイが、軽く息を整えながら振り返る。
「はい?」
「えっと、ここに行きたいんですけど……」と、陽菜はメモを差し出した。
「でも、ちょっと道に迷ってしまって……」
メモを見るカイ。そして地図と照らし合わせるように一度空を見上げた後、あっさりと、
「この距離なら……うん、説明より一緒に行った方が早いですね。ついてきてください。」
(やっぱり……先輩の言った通り……)
思わず足元に目をやる陽菜。
歩き出したカイの隣で、自然に歩調を合わせるように歩き始める。
「すみません、急に声かけて、それもランニングの途中に……」
「いえ、大丈夫ですよ。ここ、初めてですか?」
「はい……」
陽菜は、できるだけ自然に微笑んでみせた。
ほんの数分の道のり。
(でも……これって、ハニートラップ……だよね)
陽菜は、ハニートラップの仕掛け人でありながら、ほんの少しの会話と並んで歩くだけの時間で、カイに対して今まで誰にも感じたことのない“隣にいる心地よさ”を感じていた。
カイもまた、短い時間ではあったが、可愛くてスタイルもよく、誰からも好かれるタイプの陽菜の中に、「他の子と何かが違う」そんな印象を受けていた。
だが同時に、彼女の会話の節々に感じるわずかな“棒読み”のような言葉――
カイは、かすかな違和感を感じていた。
一回目のハニートラップを無事終えたその夜、陽菜は再び、りさに呼び出された。
「2回目の指示ね。」
りさは、当然のようにそう言った。
だが、陽菜は俯きがちに首を振った。
「先輩……もう無理です。」
その言葉は、本心だった。陽菜の中には、カイに対しての“任務”を超えた感情が芽生え始めていた。
もうこれ以上、自分の気持ちをごまかせる自信がなかった。
けれど、同時にこうも思っていた。
(ここで断ったら、きっともうカイさんに会えなくなる……)
陽菜の沈黙を見て、りさは静かに微笑んだ。
「あと一回だけ。これでカイが陽菜に惹かれなかったら……私、あの小娘に負けたって認める。潔く身を引くから。お願い。」
陽菜はしぶしぶ頷いた。
だがその胸の奥には、“しぶしぶ”の中にもかすかな喜びがあった。
2回目の作戦の舞台は、カイがひとりでよく行くというバーだった。
りさはカイの行動パターンを熟知していた。
「バーで偶然会ったフリをして。地方から出てきたばかりで友達がいない、一人暮らしで、たまに怖い思いしてる、部屋のパソコンが壊れてるけど、大きくて運べない……とか話してみて。」
その言葉のすべてが、カイの“守ってあげたくなる”性格に訴えるものばかりだった。
パソコンの件にしても、カイが得意分野であることを見越しての設定だった。
そして当日――
陽菜は、りさに指示された通り、デニムのミニスカートに透け感のあるブラウスを身にまとい、ひとりバーのドアを開けた。
それは、カイがかつてりさに「可愛い」と口にしていた服装だった。
りさはそのことを覚えていて、あえて陽菜に同じスタイルを選ばせたのだった。
バーの中は照明が落ち着いていて、大人の雰囲気が漂っていた。
カウンターの端には、りさの言っていた通り、ひとりグラスを傾けるカイの姿があった。
陽菜は、一度だけ深呼吸をしてから歩み寄り、そっと声をかけた。
「あ、もしかして、あの時の、あの時は、ありがとうございました。」
カイはゆっくり顔を上げた。見慣れない女の子。何故お礼を言われているのかわからなかった。
だが、その真っすぐな瞳を見た瞬間、カイの脳裏に1週間前の出来事がよみがえった。
(この子……あのとき、道を聞いてきた……)
服装も雰囲気もまるで違う。けれど、あのときと同じまっすぐな瞳が、決定的な記憶の鍵となった。
「……あの時の子だよね?道、聞いてきた」
陽菜は驚いた顔で微笑んだ。
「え、覚えててくれたんですか?」
カイは頷きながら、少し照れたようにグラスを置いた。
「うん。なんとなく……あの時と雰囲気違ったから、最初わからなかったけど……」
陽菜は嬉しさを隠しきれず、小さく笑った。
自然な流れでふたりは会話を始めた。
緊張しつつも、どこかリラックスした空気が流れていた。
(やっぱり、この人……優しい)
りさの指示なんて、もう頭になかった。
陽菜は素直な自分の言葉で話しはじめた。
やがて、陽菜は、これが最後にならないように、少しでもつながりが欲しく、おずおずと口を開いた。
「あの……絶対にご迷惑はかけませんから……ラインだけ、交換してください」
それは、陽菜の本音だった。
カイも、驚きながらも、自然にスマホを取り出して言った。
「うん、もちろん。」
「試しに、名前を送信してみて」
「陽菜です」よろしくのスタンプを添える。
カイも「カイです」とスタンプを添える。
やっと、カイは、陽菜の名前を知った。
陽菜の胸が、じんわりと熱くなった。
ラインを交換したあと、陽菜はほっとしたように息をついた。
だがその瞬間――(あ、いけない)
りさの“指示”を思い出してしまった。
陽菜は、カイの視線を盗むようにスマホのメモをそっと確認し、台詞を探す。
「……あの、実は……部屋のパソコンが調子悪くて……。大きなやつで、ショップにも持って行けなくて……困ってるんです」
カイはその一言に、わずかに目を細めた。
(このセリフ……前にも聞いたことがある)
それは、りさが付き合い始めの頃に言っていた、まったく同じ内容だった。
グラスを静かに置き、カイは陽菜をじっと見つめた。
「……もしかしてさ。君、誰かに俺と会うように頼まれてない?」
「え……」
「今の話……誰かに言わされてない?」
陽菜の手にあったスマホ。メモ画面がかすかに開かれているのを、カイは見逃さなかった。
すべてが、見透かされていた――。
「どんな事情があるかわからないけど……君らしくないよ」
その一言に、陽菜はビクッと肩を揺らし、うつむいたまま小さくつぶやいた。
「……ごめんなさい、ごめんなさい……」
声は震え、目には涙がにじんでいた。陽菜は、顔を覆うようにして泣きじゃくった。
カイはその姿を見て、ゆっくりと言葉をかけた。
「君は、何も悪くないよ。君は、可愛いし、スタイルもいいから、すごくモテるんじゃない。でも……それが誤解を生むこともあると思うんだ。きっとみんな、君の本当の良さに気づいていないんだと思う」
陽菜は、顔を少しだけ上げてカイを見た。
そこには、今までの誰からも向けられたことのない、優しいまなざしがあった。
(……こんなまなざし、はじめて……。今までの人たちは、みんな私の見た目だけを見てた。目の奥は、いつもどこかいやらしくて……)
カイの視線は、まっすぐであたたかかった。
「……ねぇ、これ、頼んだの……りさじゃない?」
陽菜は、小さくうなずいた。
カイはため息をつき、やさしく言った。
「陽菜さんに、こんなことさせるなんて……許せないよ」
はじめて呼ばれた「陽菜さん」の響きに、陽菜の胸がほんのり熱くなった。
「……あ、でも、なんでりささんってわかったんですか?」
「パソコンのくだり、あれさ……俺がりさと付き合い始めたころ、彼女がまったく同じこと言ったんだよ。それに、そのファッションも。昔、りさに“それ、可愛いね”って言った時の服装とそっくりだった。でも……正直に言うと、陽菜さんの方がずっと似合ってる」
陽菜は赤くなり、さっきまで泣いていた顔に笑顔が戻った。
カイはさらに言葉を続けた。
「作戦がバレたってこと、りさには言わなくていいから。陽菜さんが責められてもいけないし……俺の中だけに留めておくよ」
その気遣いに、陽菜は胸がいっぱいになった。
その後もふたりは、他愛もない話をしながら店を出た。
出口のところで、カイがふと立ち止まり、陽菜を見つめた。
「その格好……可愛すぎて、ちょっと心配だな。もし迷惑じゃなければ、家の前まで送らせてもらってもいい?」
「え、え……迷惑だなんて……本当に、いいんですか?」
カイは、陽菜の部屋の明かりが灯るのを見届け、無事に送り届けられたことに安堵した。そろそろ帰ろうと背を向けかけたそのとき――
「ありがとう〜! 気をつけてね〜!」
窓から身を乗り出すようにして、手を振る陽菜の姿があった。
カイも少し驚いたように笑い、軽く手を振り返す。
部屋に戻った陽菜は、ベッドに腰を下ろすと、スマホを取り出した。
バーでラインを交換したとき、試しに送り合ったメッセージとスタンプ。
それをスクリーンショットで保存し、フォルダの中に「たいせつなもの」と名付けてしまう。
カイとほんの少しだけつながっているスマホを、胸に抱きしめる。
ベッドに横たわりながら、その優しい余韻に、陽菜はそっと目を閉じた。
こうして、りさの仕掛けたハニートラップは、静かに、しかし確かに――失敗に終わった。
陽菜の中には、罪悪感と同時に、知らぬ間に芽生え始めた淡い想いが残り、
カイの心には、誰かに仕掛けられた罠の中にも、真実の温かさがあることを知るきっかけとなった。
その頃、カイと咲の関係は、何事もなかったかのように穏やかで、順調だった。
けれど――
その幸せの裏で、誰にも気づかれないまま、静かに忍び寄る影があった。
咲自身さえも、まだ気づいていなかったその影――
病魔が、すぐそこまで来ていることを、ふたりはまだ知らなかった。
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