【脳内会議】常識人
作者が、このパーティに常識人はシアンしかいない、と断定したことについて、緊急脳内会議が行われましたので、その様子を中継します。
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レオニアス
「心外だ! 僕たち『おしゃべり3人組』が、この作品の常識と秩序を担っているというのに!」
ウヌ・キオラス
「思うんだけど、君ってときどきすんごくポジティブだよね。私たち、完全にアホの子扱いされてるのに」
アルフェリム
「残念ながら、俺もそう思うよ」
レオニアス
「そんな! ふたりとも、気を強く持つんだ。
いいか、僕たちが諦めた瞬間、人類はゴリラ筋に侵食され、『人類総ゴリ化』現象が始まるんだ……僕たちが、最期の砦なんだ」
アルフェリム
「くふっ。総ゴリ化って」
レオニアス
「いえいえ、アルフェリムさま。笑ってる場合じゃありません。人類総ゴリ化は恐ろしい現象です。
想像してください。全国民が、剣を振り回してダイオウイカを狩り、コミュニケーションと称して気軽に人を殴るんですよ?」
アルフェリム
「それは恐ろしい……。
いやでも、町中で出会う人みんなアルナールって悪くないかも」
レオニアス
「そんなニッチな需要を攻めないでください。僕はイヤです」
アルフェリム
「小声で言ったのに拾うなよっ」
ウヌ・キオラス
「なんだかさぁ。人類総ゴリ化したら、滅びの神託を回避できそうじゃない?
アルナールは体質的に魔境に適しているし、強いから魔獣を狩れるし」
レオニアス
「えっ。まさかの、『滅びの神託に抗う』ってキャッチコピーは、ゴリ化することを示唆していたの……?」
アルフェリム
「あ、そういう物語はイヤかも……」
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さて、女性陣のお二方。彼らはああ言ってますが、いかがですか?
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アルナール
「救いようのないアホだわ」
シアン
「総ゴリ化って、ねぇ(笑)」
アルナール
「強くて美人の私が、世界中にあふれるんでしょ。いいことじゃない」
シアン
「あ、うん、そういう考え方もアルヨネー」
(ポジティブシンキングが、姉弟の共通点かな?)
アルナール
「もしも王国が魔境に飲み込まれてしまったら、魔獣と戦って、居場所と食料を確保すればいいのよ」
シアン
「あ、うん、そういう考え方もアルヨネー」
(魔障についてはフル無視の方向ね。体質的に効かないからね。遺伝子の勝利!)
アルナール
「ふふん。ダイオウイカが、
シアン
「あ、うん、そうだネー」
(お願い、作者。この物語の方向性がやばいことになるから、SS書かないでね)
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さて、最後に保護者さん、どうぞ
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ミラーノ
「シアンは常識人で、合ってるんじゃね?
俺が省かれたの、なんで?」
作者
「だって、問題児だから
君=問題起こす側、シアン=回収する側。
アーユーオーケー?」
ミラーノ
「しれっと来るんじゃねえよ。
あと、時計見ろ。もうすぐ朝の4時だぞ。寝ろ」
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作者に常識を語る資格がないことが分かりましたね!
それでは中継を終わります。カメラ、王国へお返ししますね。
皆さまありがとうございました!
『終末の王国』の登場人物たちによる座談会 路地猫みのる @minoru0302
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