完璧主義
凪
世の中は勉強だ。
私は完璧主義者だなと常日頃思っている。同時にわがままだなと。
でもただ、これに関しては自分の個人的主観で判断しているだけで、世間から見たらどう思われるかわからない。
ここでは、私は完璧主義者だと判断してお話を進めていこうと思う。
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日本人はかなり謙虚で、得意なことを褒められたとしても、
「そんなことないよ〜まだまだだよ〜」
とあくまでも「まだ自分は未完成で未熟な人だ」と言わざるを得ない発言をすることが多い。
そう。なぜか素直に喜んだり、感謝したりできない。そういう自分にも腹が立ってくる。素直にありがとうと言って喜べばいいのに。
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完璧主義なところは、小説を書くときも同じで。
最初はキャラの名前や設定、構成を念入りに練っていくのだが、小説を書き始めてその構成通りにこなそうとするから、融通が効かなくなる。
構成なんてあくまでも構成なんだから、後々で変更されることなんて当たり前なのに。それすらもしっかりとこなせない自分が嫌になって、その小説は大体ボツになる。
一度チャレンジしてみる、もできない。
…こうなって、どんどん沼にハマり、やがてネガティブ人間が発動される。
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人と比べることで完璧主義者の心は
それがまさに小説で。
何事も勉強が大切で、必ずしも他者が書いた作品を真似してはいけないという規定なんかない。なんだったら、本人に許可をとってその人が書いた作品を二次創作することだって可能な世界なのだから。
だって、自分が書きたい小説を上手く表現できないのなら、好きな小説家さんの表現を真似してみて自分なりに工夫を加えて執筆すればいいのだし。
でもそこで、「この小説家さんの小説の構成は本当に凝っていて自分とは比べ物にならない」と考えてはいけない。
だって、その小説家さんはプロなのだから。まだまだド素人がプロに敵わないなんてほざいている場合かって話だ。
世の中は勉強だ。何事も勉強して自分に何かを取り入れる。そうすることで、自分が成長する。
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この小説だって、自分の思うがままに書いているだけであって、構成なんてそんなものは存在していない。思いつきで書いている。
でも、思いつきなのに自分の中に「書きたいもの」があるから書けている。
これは所謂、リハビリだ。
小説の内容が思いつかなくて、机にうずくまって、「うーん…」と頭を抱えていても仕方ない。
でも、原因がなにかはわかる。
しっかりとした構成を組んでいないから。試合に出るために練習しないなんて、自ら怪我をしに行くようなもの。
小説を執筆するうえで、「怪我」をすることはないけれど、「不調」を訴えることはある。
不調を訴えることのないようにするためには、やはり執筆する際に必要な情報を書き収めておく必要がある。
ーーー
もしこれを読んで、アドバイスをくれたり、批判してくれたりしてくれる人が現れることを期待している。
私には、他者からの意見の取り入れが足りないのだと思う。
だから成長できない。
いや、そう言ってしまうと明らかにネガティブに聞こえてしまうから、言葉を選ぶのなら、
「私にはまだ伸びしろしかない」
であろうか。
完璧主義 凪 @_harunohi_143
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