この短歌連作は、思春期の複雑な心情を描き出したものだろうか。周囲と自分を比べ、終わりのない劣等感へと誘われる。思春期あるあると言ってしまえばそれまでだが、本人にとってはこれ以上ない大問題なのである。本作はそんな複雑な時期ならではの葛藤が上手に表現されていると感じた。
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