第9話
「じつは僕さ、関西出身やねん。やから関西弁やめてたけどむーくんの前なら話してえーかもなって思ってさ。暑苦しいって思うこともあるかもやけど許してな!」
「おっけー」
「呼びに行くんやったらさ、二階に文太くんおったで。多分社食のとこにおったわ」
「ありがと!」
確かに俺もこの人となら楽に話せるかもしれない…
ー二階ー
「会社案内もしたるわ!まだ入社してちょっとやろ?この事務所所属歴は僕の方が先輩やから先輩の僕に任しとき!」
「文太くん…文太くんは…」
「あれや!カレー食べとる!」
ガチャッ
「文太くーん!元気しとったか?めっちゃ久しぶりやなぁ。14歳以来か?懐かし~」
「あっうちの天音がすみません…」
「いやいや大丈夫だよ。何か用があったの?」
「実は社長が急に決めた話でグループを組むことになりました」
「メンバーは?」
「俺、天音くん、中田英留魔くん、他所ゼウスくん。そしてあなたです」
「ということは僕たちメンバーってことか。名前は?」
「村上蓮です。自由に呼んでください。」
「じゃあむーくんで!僕は滝文太。たぁくんでお願い。あと敬語は僕たちの前では使わない!」
「はい。じゃあほかの人も呼びに行こうか」
「ゼウスくんは今5階のカラオケボックスにいたよ!それで言うと英留魔くんもそこにいたよ」
「じゃあ行くしかないやん、Let’s goや~!」
てかこんなにスイスイ進んでいいのか?ちょっとKINGについても情報収集しないとな…
ー5階ー
「楽しみやなぁ~最近会ってないからどんなんなっとるんやろぉ~」
「しょたくん久しぶりだな…えるるも小学校ぶりか…」
「俺なんか肩身狭くない?」
「いやっ?リーダーでしょ?」
「そやそや。あんたはリーダーや」
「りっリーダー?そんなこと誰にも言われてないし命令もされてないよ?」
「でも社長に最初に言われたんでしょ?そーなったら君しかいないよ」
「いやいや全員集まってからみんなで決めよ!ね?」
「まぁええけどたぶんあんたやで」
「あっ!しょた~えるる~!」
「あっぶん兄ぃじゃーん」
「久しぶり~てかあの時とえるるよび変わってないね」
「あの~他所ゼウスくんと中田英留魔くんですか?」
「「はい!」」
「社長がグループを組もうってことになってこんな感じで…」
「おぉ~」
「あっ全然拒否権もあるんで!」
「むーくん?僕たち拒否権何て言われへんかったけど?」
「だって緊張で…」
「まぁしょーがないな!文太くんもええやろ?」
「もちろんだよ!」
「で、どうですか?」
「もちろん入るぜ!」
「うん!入るしかないよ!」
「じゃあ改めてオールメンバーになったから自己紹介する?」
お電話しませんか。 天野 亮哉 #低浮上なう @Row1203
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