Fluffy

さくらい まもる

-Fluff-

キミへ


私がキミと出会ったのは

真冬の雨の日だったね。

わたしはキミに一目惚れをして

すぐにアタックした。


私はキミが大好きだったけど

キミはどうだったんだろう。

私のこと好きだった?

それとも他の人のところに行きたい?

それとももう2度と会いたくない?

私に飽きた?

キミは何も言わないから

結局、最後までキミの本音は分からなかった。

まぁでもしょうがないよね。

キミは無口どころか口がない。

心だってないもんね。


私は違う。

これからもずっとキミといたい。

でもキミはもう私のそばにはいない。

私はねキミが大好きだったから

キミに合うメイク・髪型・靴。

どれもキミにあわせてた。


キミが大好きだっから、

洗濯をする時だけは気を抜かなかった。

まずはポケットの中身をチェックして

洗濯表示を確認して。

時には手荒いだってした。

洗濯コースもちゃんと考えて選んだ。

そうじゃないと

キミの寿命が縮んでしまうから。


私はキミが大好きだから。

キミには長生きしてほいんだ。


年に1回。

だいたい3月か4月くらいに別れて、

また11月か12月くらいに

「懐かしい。今年もよろしくね。」って

私はキミに言ってたよね。

キミは覚えているのかなぁ。


でも、もうおしまいだ。

本当はリサイクルショップにでも出そうかと思ったけど、やっぱり辞めた。

キミが別の誰かの手にわたるなんて

考えられない。

最後は私の手でおわらせる。

今までありがとう。

きっと熱いと思うから。


さようなら。


PS :キミのもふもふが世界一。


               酔狂な女より


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