第2話 パンケーキハウスで作戦会議!
ティアラお姉ちゃんを助けるため、森で待機中の私たち。
「さて、どうやって助けるか考えないとね」と呟く。
パンちゃんが目を輝かせて跳ね回り、
「作戦会議だよー! よし、錬成術でパン型の家作っちゃうよ!」と叫ぶ。
地面に手を叩くと、「ゴゴゴ!」と揺れて、巨大なパンケーキハウスが「ポンッ!」と登場!
チョココロネの煙突から甘い香りが「フワ~」と漂い、マフィン窓がキラキラ光る。
室内にはドーナツテーブルとサクサクのクロワッサン椅子が揃い、壁には怪しげなボタンがついてる。
ミャウリンが「すごい! 住みたいにゃ!」と目を丸くし、カイルが「すごすぎだろ!」と呟く。
「パンちゃん、めっちゃ天才!」とパチパチ拍手する。
パンちゃんが「見て見て、チョココロネ煙突が自慢なんだから!」とニコニコで、みんなを中へ誘う。
中に入ると、甘い香りに包まれてテンション爆上がり!
「ここなら落ち着いて作戦立てられそう!」とニヤリ。
ミャウリンが「パンケーキの家、あったかいにゃ!」とクロワッサン椅子に座る。
パンちゃんが「みんなで元気になろー!」とパンケーキを焼いて配る。
カイルが「まぁ、落ち着けるならいいか」と呟きながら、椅子のクッションを「ポフッ」と叩いて座り直す。
「このパンケーキハウス、ティアラお姉ちゃん救出の拠点にぴったり!」と笑う。
ドーナツテーブルを囲んで、みんなで作戦会議の準備。
「バリウムで失敗したし、次は食べ物でリベンジだ!」とアイテムボックスに手を入れる。
出てきたのは…
「ポテポテ異世界味! これで元気出そう!」とみんなに配る。
実はこのポテポテ、食べた人を適正な職業に転職させるアイテムだった。
「パリッ!」とかじっても変化なし。
「うんうん、美味しいね!」と頷く。
パンちゃんも「うん! 美味しいよ!」とニコニコでそのまま。
ところが、ミャウリンが「にゃむっ!」とかじった瞬間、光に「キラーン!」と包まれる。
ミャウリンが「にゃ!? 何か変にゃ!?」と驚く。
光が収まると、薄紫髪にリボンをつけたミャウリンが登場!
黒猫耳がピンと立ち、尻尾がくるんと丸まり、メイド服には肉球模様が可愛く散りばめられてる。
「ミャウリン、モンクになった!? なぜかメイド服!」と驚く。
パンちゃんが「猫パンチ強そう!」とパチパチ拍手。
「メイドモンクって可愛すぎるわ」と惚れ惚れする。
ミャウリンが「ニャンニャン乱打、にゃ!」とパンチを繰り出すと、空気が「ビュンビュン!」と鳴り、みんな「すごいにゃ!」と盛り上がる。
次にカイルがポテポテを手に持つ。
「ん? これ…転生前に食べてたお菓子に似てる気が…いや、気のせいか?」と首をかしげ、
「ボリッ!」とかじる。
カイルが「うわっ!?」と立ち上がり、光に「バチッ!」と包まれる。
カイルが「何!? 俺が光ってる! これは転職、剣聖! 剣聖なのか!」と叫ぶ。
光が収まると、白の料理人服に黄色と茶色のスパイス柄エプロン、腰にスパイスの瓶、腕には赤いスカーフをつけたカイルが登場!
カイルが「これは剣聖! ではなさそうだな…カレー職人か?」と呟く。
「カレー職人!? しかも服まで変わってるじゃない! 異世界モノで聞いたことない職業だわ。ずるいわ!」と叫ぶ。
カイルが「え…なんで? ずるい?」と困惑。
「異世界モノっていうのはね、一見弱そうな職業ほど強いんだから!」とドヤ顔。
カイルが「何!? じゃあ俺、最強か! …いや、待て、カレーって強くねえだろ!」とじたばた。
「そういえばカイルって転生者なの?」と聞くと、
カイルが「ああ…正月に餅詰まらせて死んだ」と答える。
「待って、そんな転生聞いたことないわ! 餅職人に転職じゃないのね」と笑う。
ミャウリンが「カレーって何にゃ?」と首をかしげ、
パンちゃんが「カレーパン作ってよ、お兄ちゃん!」とニコニコ。
カイルが「よく分かんねえ! とりあえずスキルは隠しとく!」と誤魔化す。
気を取り直して作戦会議を始める。
剣を手に持つけど、
「あれ? ちょっと待て、この剣…ヒビ入ってる!?」と気づく。
カイルが「え、マジ? 俺のノックバックスキルでやっちゃったか…? いや、俺のせいじゃないよな!?」と焦る。
「カイルのせいでしょ! これじゃ危ないわ、他に武器ないかな?」とアイテムボックスをガサゴソ探す。
すると銀色のネームプレートが「キラーン!」と光り輝きながら出てきた。
「リリアナ・エレノアディス・フォン・ラルティス・シュヴァリエ・ド・ノワール」と長い名前が刻まれてる。
「何これ!? 名前長すぎで覚えられないよ!」と笑う。
取り出した時に一緒に銀と黒の騎士風マントも出てきた。
「あれ、これ何? リリアナの予備装備っぽい?」とテンションが上がる。
パンちゃんが「それ、貸して!」と手に持つ。
「錬成術で変身させちゃうよ!」と叫ぶと、パンケーキハウスの甘い香りが「グルグル!」と渦巻き、
ネームプレートとマントが光に「キラッ!」と包まれる。
光が収まると、銀と黒の装飾が美しい細身の剣と、騎士風のふわっとしたマントが現れる。
刃には「リリアナ」の刻印が輝き、柄には小さな星がちりばめられてる。
マントには星の飾りが装飾されてて、めっちゃ可愛い!
「パンちゃん、すごい! リリアナらしい騎士の剣とマントって感じだよ!」と喜ぶ。
私は「ティアラお姉ちゃんを絶対助ける!」と新剣をシュッと掲げる。
ミャウリンが「かっこいいにゃ!」とパチパチ拍手。
カイルが「俺のこのスパイス柄エプロンもかっこよくならないか」と言うけど、
みんな聞かずに笑い合う。
パンちゃんが言う。
「捕まってる時の話だと、この先のモンスターテイマーが管理してる要塞にいると思うよ!」
「要塞か、モンスターに見つからないようにするのは難しそうね」と返す。
パンちゃんが「練習だよー!」と突然、
「カチコチ巨大マフィン投げるよ!」とパンケーキハウス内で暴れ出す。
マフィンがドーナツテーブルに「ドンッ!」と激突し、
カイルが「やめろ、あぶない!」と慌てて止める。
「ちょっと落ち着いて、パンちゃん!」と笑う。
気を取り直して、カイルが「俺、カレーでモンスターをおびき寄せる…とか?」と言う。
パンちゃんが「おびき寄せたとこに巨大マフィン投げちゃう!」と乗っかる。
「いいね! そのあとミャウリンと一緒に突撃して、この新剣で斬りまくるよ」と剣をシュッと振る。
「この剣、血を欲しがってる気がする…!」と呟くと、
カイルが「いやいや、血なんか欲しがってねえよ! お前、アニメの見すぎだろ!」とツッコミ。
「え、そうかな!? かっこいいと思ったのに!」と笑う。
ミャウリンが「ニャンニャン乱打でやっつけるにゃ!」と拳を「グッ!」と握る。
カイルが「よし、じゃあスキル試してみるか!」と立ち上がり外に出る。
カイルが「福神漬けバースト!」と叫んで福神漬けを「パラパラ!」とばら撒く。
森の奥から音がしてゴブリンが「グギャー!」と群がってくる。
「ちょっとカイル! 今魔物呼び寄せてどうするのよ!」とツッコミ、
カイルが「え、待て! こうなるはずじゃ…!」と慌てる。
パンちゃんが「みんなくっついてるから一気にやっちゃうよー!」と元気に壁のボタンを「ポチッ!」と押すと、
チョココロネの煙突からクロワッサンミサイルが「シュパパパーン!」と発射!
ゴブリンに直撃し、「ズドドドーンッ!」と激しい爆発が起き「グゲッ!」と全滅。
「パンちゃん、ミサイル強すぎ! 一撃で終わっちゃった!」と驚く。
カイルが「…俺のスキル、逆に役立った…のか? いや、立ってねえか」と肩を落とす。
マフィン窓から外を見ると、もう日が暮れてる。
「うわ、もうこんな時間! 今日は疲れたし、明日ティアラお姉ちゃんを助けに行こうよ!」と提案。
カイルが「そうだな、明日のほうがよさそうだ」と頷く。
パンちゃんが「じゃあ夜ご飯作るよー!」と張り切り、
「ポンポン焼くよー!」と錬成術で大量のパンケーキを「ポヨポヨ!」と飛び跳ねさせる。
ミャウリンが「にゃ! パンケーキ襲撃にゃ!」とハシャギ、
カイルが「俺はカレースープを作るか」と瞬時にスープを「ジュワッ!」と作成。
パンちゃんが「お兄ちゃんスープ美味しそう!」と喜ぶ。
私はアイテムボックスをガサゴソし、「何かいいものないかな?」と探すと、
謎の『猫缶』が出てきた。
「え、これ何!? 現代のリリアナが入れたやつかな、なんで猫缶?」と笑う。
蓋を開けると、魚の匂いが「プーン!」と漂い、
ミャウリンが「にゃっ!?」「美味しそうな匂いにゃ! 食べたいにゃ!」と飛びつく。
「ミャウリン、落ち着いて! これあげるよ!」と渡す。
ミャウリンが「こんな美味しいの初めてにゃ! にゃむにゃむ…美味しいにゃ…」と頬張りながら眠そうに。
パンちゃんが「パンケーキに合うかな?」と混ぜようとする。
「やめて! 変な味になりそう!」と慌てて止め、みんなで笑い合う。
「じゃあ明日備えて休もう。カイル、変なスキルで寝込み襲わないでね」と釘を刺す。
カイルが「そんなスキルねえよ! 俺がやられちまうよ」と苦笑い。
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