推しに元気もらった話

夏凜

推しって凄い!

今日、日向坂46のライブに行ってきました。

「六回目のひな誕祭」。

すごく大きなライブで、会場には人があふれていて、

初めての雰囲気に圧倒されながらも、どこか夢の中にいるような気分でした。 



ライブは、彼女たちのこれまでの全曲――

ひらがなけやきの時代から日向坂としての今までを、二日間にわたって披露する特別なもので。

しかも今回は一期生の卒業もあって、一公演が四時間近く。

でも、私が今日書きたいのは、そのライブの内容じゃないんです。



アイドルについて、ちょっと思うことがあって。



私は、もともと女性アイドルが特別好きってわけじゃなかった。

むしろ、どちらかといえば男性アイドルの方が好きだったし、

女の子のキラキラには、なんとなく距離を感じていたの。




それが変わったのは、ある日たまたまテレビで観た、Mステ。

日向坂の4期生が初めて出演した回で、みんなすごく緊張していて。

でも、あの姿がなんだか可愛くて、まぶしくて……素直に心が惹かれたんです。




だけど、好きになればなるほど、少し苦しくなるときもあります。




「私は、彼女たちとはまるで違う」って。




顔に自信なんてない。どこにでもいる、冴えない女子大生。

むしろブスって思われてるかもしれない。

スタイルも悪いし、オシャレも得意じゃない。

高校まではずっと勉強ばかりで、人付き合いも苦手で……

友達も少ないし、恋愛なんて、経験したと言えるほどのものは何もない。




きっと、何の魅力もないんだろうな、私なんて。




そんな風に、自分を責めることも多いです。




でも、このあいだ。

推しの子と、オンラインで話せる「ミーグリ」に参加しました。

ほんの10秒、たったそれだけの時間。


なのに、彼女が「大学、頑張ってね」って言ってくれたんです。


その一言だけで、涙が出そうなくらい嬉しくて。

誰にも言われなかったその言葉が、私の心をちゃんと見てくれた気がして。

単純だけど、救われた気がしたんです。




私にはきっと、誇れるものは少ない。

でも、こんな私でも、アイドルに元気をもらえる。

それだけで、今日を生きる理由になった気がします。


だから、やっぱり思うんです。




アイドルって、本当にすごい。

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