第10話 接触
さきとの約束後
少し悩んでた…
「どうしよう…できるかな…」
約束はした、できる立場にはある、ただ俺には家族がいる
さきと家族を天秤にかけないといけない
それもそうだが
さきの彼氏が1番厄介だ。
あんな扱い受けているのに彼氏に対して愛情があるそれを断ち切れるかが心配だ
とりあえず調べるか…
そこからの動きは早かった…
夜難波に行き彼氏を探す。
すぐ見つかった…
彼氏を尾行し、
名前、年齢、仕事を探す
全てすぐにわかった
年齢は36歳、仕事はホスト、
藤村 敬
ただ、1番衝撃だったのが
彼氏とら知り合いの会話だ
「ゆうかさ、どうするのか?」
「あーあいつ、18になったらまず裏風にうるかなw」
「ひどーwそこまでします?」
「だってただの客なのに彼女ヅラうざいよw
まあ、都合のいいセフレかなw」
「俺もやらせてくださいよ」
「街で話しかけてみ、やらせてくれるよ
寂しくてしょうがないからw」
殺意だ…
仕事以外で殺意は久しぶりだ…
さきに、なんて伝えよう
このまま言えるのか…
自分を抑えるので必死だったがなぜか割り切れる部分もあった
容赦なく離すことができると
さきにはこれが1番と自分に言い聞かすことができた。
これが自分勝手だとは思わなかった…
ただの使命感で行うことができ帰路についた。
翌日、さきとの話し合い
昨日のことを伝えた
泣くのか、怒るのか思っていたら
さきは驚きの行動
「wwww」
笑っている
腹を抱えて…
「あいつまじかー、おもろー」
笑っていると最初は思ったが
後からわかった
笑って虚しさを紛らわしていたのだ。
「大丈夫?」
「あー気にしないで、あんなやつこっちもセフレだよw
まあ、好きではあったけどねw」
胸がチクっとなった
なんだろう、今となっては伝えたことを後悔している…
「それでどうすればいい?」
さきが話を戻す。
「あ、とりあえず仕事を探して親に会いに行く
最悪18になったら家から出れるしな」
「まあ、そうだよね〜」
「誕生日は?」
「11月16日だね」
8ヶ月もある…
逃げ切れるか…
ギリギリだな…
「とりあえず、それまで逃げるけど
九州に行くんじゃろ
それならなんとかなるんじゃない?」
「それで行こうか」
方針が決まった
この時はこれでいい、全部うまく行くと思っていた
この後のことも知らずに…
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