2025/07/18 漢方薬はお菓子じゃない

こんにちは、鈴道です。


三年生ともなると単位数も大分揃ってくるので私は週に3日しか授業に行きません。その3日に一日中詰め込んでいるので、あまり変わらないかもしれませんが…。ということで今日は授業が無かったので、母と一緒に選挙の期日前投票に行き、その後ドラッグストアに行きました。当日に投票に行ければよかったのですが、今週末は私の所属するアカペラサークルで夏ライブを開催することになっているので、今日行ってきたというわけです。


「選挙に行きなさい」と口酸っぱく繰り返されますけれども、若者たちはどのくらい選挙に行くのでしょう。私は今のところ毎回足を運んでいます。意味があるかはわかりませんが。失われた世代ロスト・ジェネレーションをご存知でしょうか。もし読んでいるあなたが文学に精通している方ならば知っているかもしれません。アメリカ文学におけるロスト・ジェネレーションというと1920年代から1930年代の小説家たちを指します。第一次世界大戦の惨状を体験した彼らの文学は、明日への希望も感じられないというような虚無感が特徴的です。ヘミングウェイやフィッツジェラルドがその世代に当たるようです。当時の価値観に懐疑的になったり、正しさや希望を見失ったりという意味で、lostの訳は失われた、というよりも、迷子の方が正しいとする説もあるようですが、私は文学専攻ではないのでそう詳しいことまではわかりません…話題として振っておいて、申し訳ないのですが。私がロスト・ジェネレーションを話題に出したのは、現代日本に生きる私たちにも、近似した傾向が読み取れるのではないかなんて考えたからです。コロナウイルスの影響を受けままならない学生時代を送り、少子高齢化、物価上昇と経済の停滞、隣国は常に兵器を作り、侵略戦争が起き、1年先さえ、どうなっているのかわからない。私たちは、未来や社会に、希望を抱けているのでしょうか。戦争ほどの惨状は経験しないにしろ、私たちはどこか投げやりなのかもしれない……と思います。


いえ、こんな話がしたいのではないのでした。本題はドラッグストアへ行ったときのことです。そろそろ常備していた頭痛薬がなくなるなと思って薬棚を見ていたら、母が一言。


「なにか呑みたい漢方薬でもあった?」


……おいしそうなお菓子でもあった? みたいに聞くものだからつい吹き出してしまいました。

漢方はなぜあんなにも苦いのでしょう……。そりゃあ腹が立つくらいばつぐんに効きますけれども、いくつになってもしかめ面せずに呑めるようになりませんねあれは……。


というあたりで今回はちょうどいい塩梅なのではないでしょうか。

おやすみなさい。ではまた。

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