第9話 雅子の部屋3
20世紀のいつか、雅子大学3、明彦大学2
急に明彦が唇離した。「あ!雅子、ごめん。ぼくはキスが好きなもんだから夢中で雅子の唇を吸っちゃったけど、そんなこといいのかどうか、聞くのを忘れていたよ。ディープなキスが嫌いな女の子もいるから」
「え?キス止めちゃって、そんな確認すんの?わけわからん人やなぁ。うん、うちもキス好きやで。って、三年前に付き合ってた子はキスうまなくて、今までキス好きかわからへんかったけど、明彦にキスされるんは大好き。ボォ~となっちゃうよ」
「そりゃあ、良かった。ぼくも雅子とするキス、大好きだよ。クセになっちゃうよ。雅子、キスを受けるのうまいんだもの。三年間のブランクがあるにしては、ぼくに合わせるのがうまいよ。舌をねっとり絡めるのが最高だな」
「明彦、恥ずかしいこと言うなや。うち、ねっとり絡めてたん?夢中やったさかい。ドキドキしてしもた」
「相性があるんだろうね。相手によっては『この人とキスするのはイヤ』って相手もいるかもしれない。ぼくは口の中でねっとりするのが好きなんだ。口の外、口の周りとかはベタベタ舐めたくない」
「あ、それはあるかも。顔中唾だらけになるんは嫌やなぁ」
「でも、口の中でねっとりすんのは好き?」
「うん、好き。舌絡めるんっていいもんなんやなぁ」
「もっとする?」
「うん、もっとして」
明彦がまたキスしてきた。唇優しく噛まれた。舌奥深くまで差し込まれた。舌吸われる。おっと、唾湧いてくる。え?明彦、うちの唾すすっちゃうの?飲んじゃうの?汚い思われへんかな?なんか、体液交換してるみたい。
よし、今度はうち。うちが舌を明彦の口に差し込む。彼の舌吸う。彼の唾ってどんなかな?うわぁ~、味より何より、好きな相手の唾飲むいう行為がこんな素敵やって思わへんかった。まだ、セックスしてへんけど、一体になったみたい。
ふん、万里子ちゃんに教えてあげたいなぁって、ええ?これが所有欲とか執着心ってことなんかな?
おいおい、明彦、背中に回してた右手うちの胸に移すの?オッパイ下からちょっと揉みしだかれてる。決して強くない。さわさわって感じで。あ!乳首の先さわさわされて。ジ~ンときて、背中から下半身に電気が走って、あそこから溢れちゃうよ。いや、もう溢れてるって。パンティー濡れてるんがわかるよ。恥ずかしい。
って、また、明彦が唇離した。チェッ、ええとこやったのに。「今度は何?明彦?」
「いや、このまま突き進むか、それとも、シャワーを浴びるか?どっちにする?」
「恥ずかしいこと聞かんでや。うちから突き進んで!って言えるわけないやん?」
「いや、人によっては、体を綺麗にしてから突き進んで、って人もいるからね。これから、核心に触れるんですから」
「もう、核心って何?」
「ぼくたちが一体になる部分だよ」
「あちゃあ」
「京都では関東と呼び方違うんでしょ?」
「うん、違うよ」
「他の地方の呼び方だとピンとこないけど、ご当地の呼び方だと恥ずかしくなるのかな?」
「そうかもしれへん」
「九州だと『ボボ』って呼ぶらしい。プロレスのボボ・ブラジルって名前は九州の人には凄く恥ずかしいらしいよ。ぼくはぜんぜんピンとこないけど。京都ではなんて呼ぶの?」
「明彦、そんなこと言えへんよ」
「知りたいなぁ」
恥ずかしいこと聞くやつやなぁ。うち小声で「オメ◯とかオ◯ソとか」ってつぶやいた。
「え?何?もう一回」
「いや、ほやさかい、オメ◯とかオ◯ソとかって呼ぶんよ」
「へぇ~、雅子のあそこは『オメ◯』とか『オ◯ソ』って京都じゃ呼ぶの?」
「明彦、大きな声で言うん止めや!」
「『オメ◯』とか『オ◯ソ』って大きな声でいっちゃあいけない?」
「キミ、もっと声大きくなってるで!」明彦が恥ずかしい言葉言うと、感じちゃうよ。意地悪や。
「いや、だからね、シャワーを浴びない?核心部分を綺麗にしよう。そこで、雅子」
「今度は何?」
「別々にシャワー浴びる?それとも一緒に浴びて洗いっ子する?」
「付き合うと決めた初日でそこまで突き進む?」
「うん、一緒に浴びて、雅子の『オメ◯』を洗ってあげたり、ぼくのを洗ってもらったり」
「うち、恥ずかしゅうて死んでまうよ」
「死ぬようには見えないよ。何か興奮しているように見えるよ」
「興奮してへんもん」
「雅子は興奮すると小鼻をふくらませるんだよ」
「そんなことまでうち観察してたん?」
「雅子のことが知りたかったからね。さ、浴びよう」
って、さっさと立ち上がってうちの腕引いた。しゃあない。覚悟決めよ。彼をお風呂場に連れてく。脱衣所でもじもじしてたら、彼さっさとポロシャツ脱いで上半身裸。ズボンも脱いじゃって。あ、ブリーフの前膨らんでる。ブリーフ、シミついてるやん?明彦も興奮してるんやなぁ。
なんか幸せ。うちで興奮してくれるなんて。うちもプルオーバー脱いで、って、ブラ外されてるやん。見えてもたよ。
「キレイな胸だよ、雅子」なんて言われる。
「見ぃひんでや」
「どうせ、洗いっ子するんだから」
しゃあない。スカートも脱ぐ。彼ブリーフ脱いだ。え?うちの経験したんよりずっと大きいかも。
「明彦、おっきくなってる」
「うん、こんなものだけど、いいかな?」
「うちの見たんと違うよ」
「人によって違うんだよ」
「だって、先っぽのほうが太いよ」
「うん。雅子も脱いで。雅子のオメ◯も見せてよ」
「バカ!言うな、そんな名詞を」
しゃあない。脱いだよ。脱ぎました。前隠した。「まぁ、シャワー浴びたら見えちゃうのに、抵抗してますなぁ?雅子?」
湯船に二人で立ってシャワー浴びた。明彦がまずうちを石鹸で洗ってくれる。男の子とシャワー浴びるなんて、小学校の頃、弟と一緒やった時以来や。強烈に恥ずかしいやん?全身くまなく触られてる。乳首固くなってるんがバレバレ。あそこも洗われる。あかんって。縦筋そって指動かしちゃあ。
「明彦、そこ触っちゃあかんって」
「だって、大事なところだよ。後でぼくのを受け入れてくれる大事な場所だもの。雅子、このヌルヌルって石鹸?それとも?」
「バカ!何言うてんの!」
「脚を閉じちゃあダメでしょ」
また、明彦がキスしてきた。体密着させてくる。うちの腕とって彼の首にうちの腕回させた。それで、お尻鷲掴みにされた。それでうちのお尻押して自分の体の方に寄せるんやもん。
「うち、お尻、小さいやろ?」これはちょっと気にしてる。形はええんやけど、うちのお尻、小ぶりなんや。
「お尻の大小は気にしない。それよりもしまっていて、垂れていなければいい。雅子のお尻は、引き締まっていて好きです」って言いながらお尻揉みしだく。あかんよ、お尻、動かしちゃ。
明彦の固くて大きくなったもんが、うちのオメ◯に当たってるんですけど。あかんよ、動かしちゃ。もう、ジンジンする。挿れて欲しい。我慢できへん。
「なぁ、明彦、なぁ」
「なんですか?」
「明彦のがうちのあそこに当たってるんよ。我慢できへんの」
「せっかちな雅子さん」
「意地悪言うなや!」
「雅子、はしたないです。ベッドの上じゃないとダメです」
「う~ん、もう、じゃあ、早うベッド行こよ」
「しょうがない人だなあ」
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