第7回 「騎士」とは
< Wikipediaさんより引用 >
※長いのでまとめています。
◆西欧における定義(中世)
主君のために軍役などの奉仕を行い、その見返りに授与される特別な身分を授与された人またその身分。
小姓、従騎士を経て叙任されるもので、生まれついての身分・階級ではない(但し世襲も多い)。
◆日本における定義
士分にあるもののうち、馬に乗り「御目見」の資格を持つもの。主に徒士(歩兵)との比較語として用いられる。
◆その他
中国では、古くから騎乗して戦う兵士のことを騎士と呼ぶことがある。
遊牧騎兵たちに与えられた「武人」、「勇士」、「英雄」を意味する名誉ある称号であったり、騎馬民族出身の奴隷が軍隊の主戦力となるにあたりそう呼ばれることもあった。
< Wikipediaさんに載っていた重要な一節 >
◆創作物としての騎士
現在でも騎士や騎士道、騎士団を扱ったさまざまな作品が数多くあり、作品によって騎士の在り方、捉え方も多岐にわたる。ただし、それらの作品中の騎士は必ずしも実際の歴史上の騎士像に忠実ではなく、近代的ではない世界観を表現する演出のひとつとして取り入れられ、馬に騎乗するか否かやキャラクターの社会的身分に関係なく、ただの鎧の戦士が騎士として扱われることもある。(馬に騎乗しないのであれば、本来は歩兵、重装備である事を強調するなら重装歩兵と呼ぶべきである)
------------------------
はい、ウィキ先生が、物語世界における「騎士とは」をきちんと定義してくれていますね(笑)
それでも、私も語るぞ! ファンタジー感盛り上がる素敵な要素なんだもの!
どの地域の「騎士」にも共通していることは、「かつて栄え、現在においては滅んだ」人たちであると言えるかと。英国などでは、名誉ある称号として残っていますね。イスラム世界では、称号すら早々に滅びたらしいです。
というわけで、路地猫的騎士とは!?
------------------------
< 私の考える定義 >
「騎士」とは
騎士道精神を礎に、主君の意志を体現するために戦う、懐古主義的なロマン漂う武人である。
要するに精神的要素に重きを置いているのであって、実際に馬(とか竜とか)に乗っているかどうかは関係ありません。主君の政治的権利のために弁舌で戦う「政略の場における騎士」がいてもいいと思います。
主君の意志を体現する、という点において、私の考えは以下の通りです。
◆敵に追われているピンチな状況で
Aパターン
主君「妻と子を逃がしてくれ。彼らのことを頼んだぞ」
騎士「はい、命に代えましても必ず!」
→騎士ですよね^^
子どもが成人した頃に、その子を支えてお家再興とかやってそう。
Bパターン
主君「妻と子を逃がしてくれ。彼らのことを頼んだぞ」
騎士「ここは私が。あなたは奥様がたとともにお逃げください」
→騎士だけど、同時に友人関係でもあったのかなと推測。主君の意志を尊重するより、自分の意志を前面に出していると思われるからです。
戦闘能力の程度とか、どちらが生き残った方が今後の展望に有利かとか判断材料はいくつかありそうですが。
------------------------
騎士道精神とはなんぞや? という疑問が出てきますね。
その世界において、「武人とはかくあるべき」を説いた高潔な精神、ではないでしょうか。これは世界観によって異なると思います。
ちなみに、十字軍時代の騎士道精神はこちら。
「神への献身」「異教徒との戦い」「弱者の保護」
ふふん、なんだかこれを唱えた人の思惑が見えてきますね?
------------------------
< あなたの考える定義を教えてください >
「騎士」とは〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇である。
こちらをコピペしてもらっても構いませんし、オリジナルの言葉でもありがたいです。あなたの考える「騎士」を教えてください。
-------------------------
余談:拙作をご存じの方には参考になるかもしれない内容
< 「終末の王国」の登場人物について >
https://kakuyomu.jp/works/16818093089761229195
ラテン語で騎士を意味するmiles(ミーレス)から名前を取ったと思われる人物がいます。
彼は、AパターンとBパターン、どちらの騎士でしょうね?(*,,•ᴗ•,,)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます