色えんぴつ

〜どうしてそうなったの？〜

「おかーちゃーん、色鉛筆全部なくなった」

始業式が終わり、家に帰ってきた娘から報告を受ける

娘が学校で使用している色鉛筆のケースを持って帰ってきたようだ

「え？色鉛筆が全部（全色）なることある？」唐突な発言に目を丸くした

「うん、無くなったんだもん」娘は当たり前のように言っている

現時点で全色無くなったということは、今の今まで授業ではどうしていたのかと疑問が浮かび上がるがその言葉は一旦置いておくことにする

「それじゃぁ、何色がなくなったのか確認するね」

娘からケースを受け取り開く、そこには紫色が1／2本、黄土色は折れているが1／2本、ピンク色と緑色は申し訳程度にしか残っていない

15色中4色しか残っていない状況に驚き言葉がでて来なかった

「なぜ、1色がなくなった時にその都度言わなかったの？」と問いかけると

「え？別に色がなくてもいいかな〜って思ったから言わなかった」とケラケラと笑いながらいうものだから、怒りを通り越して呆れてしまう

メインの色は跡形もないのにまぁいいかと流せる娘に逆に感心してしまう気持ちもあった

「今度からは、1色無くなる前に言ってね」と伝えるが、

「わかったぁ」と気の抜けた返事が返って来るだけだった

今後は本人に持ち物管理を任せるだけではなく、最終確認は親がする必要性があるようだ

さて、今度は何がなくなっているのかな？