第11話 家族の力と母、ケイトの正体

【アオイ・ベロノゴフ】


力の名前:聖花の恩寵(せいかのおんちょう)

属性:光・生命

説明:

葵は「癒し」と「再生」の力を持つ特別な存在。

彼女の手が触れたものは、傷や病が癒されるだけでなく、枯れた花や荒れた大地すら蘇らせることができる。心の傷にも作用し、苦しみを和らげる力を秘めている。

この力はハルフェリア王国でも非常に珍しく、かつて王国に繁栄をもたらした「聖女」の力に酷似しているため、葵はやがて「聖女の転生」と噂されるようになる。








【カイン・ベロノゴフ】


力の名前:烈火の守護(れっかのしゅご)

属性:炎・防御

説明:

カインは圧倒的な「炎」の魔法使いであり、かつ「守護の盾」を生み出す能力を持っている。

彼は自身の生命力を魔力に変換して、周囲に結界を張り、大切な者を守ることができる。そのため、カインが本気で戦うと、自分の命を削る危険な力となる。








【ケイト・ベロノゴフ(カインの母)】


力の名前:月光の導き(げっこうのみちびき)

属性:水・精神

説明:

穏やかな水の魔法を使い、特に「心を静める」力に長けている。

疲弊した精神を癒すことができ、葵の不安定な心を何度も救う存在となる。夢を通じて未来の兆しを読み取る「夢見(ゆめみ)」の力も持つ。





【アーク・ベロノゴフ(カインの父)】


力の名前:大地の誓約(だいちのせいやく)

属性:土・力

説明:

王国でも有名な剛腕の騎士。地面を操る魔法を使い、戦闘では地割れや壁を作り出す。

普段は寡黙だが、その存在自体が家族の「支え」となっている。




【エディ・ベロノゴフ(カインの弟)】


力の名前:風纏い(かざまとい)

属性:風・速度

説明:

素早い身のこなしと、空気を操る小さな魔法を使う。兄のカインを尊敬していて、戦いではサポート役に回ることが多い。明るく葵に懐いている。





【エミル・ベロノゴフ(カインの妹)】


力の名前:翠雨の唄(すいうのうた)

属性:植物・音

説明:

歌声に魔力が宿り、植物を操ったり、周囲の魔力を和らげることができる。

まだ力は未熟だが、感情が高まると無意識に奇跡を起こす。葵とは姉妹のように仲良くなっていく。


【母・ケイトの正体と役割】


ケイトは表向きには“普通の母親”だったが――

実は彼女もまた、「聖域の巫女」と呼ばれる血筋の末裔であり、異世界と現実世界をつなぐ“門”の管理者だった。


葵が異世界に召喚されたのは偶然ではなかった。

彼女が“選ばれた”のは、ケイトの血を受け継いでいたからに他ならない。



【記憶の断片:葵の幼少期】


「アオイ、あなたが大きくなったら……いつか、誰かを守る時が来るわ。怖がらなくていいの。あなたは、強い子だから」


あのときの母の言葉が、今、葵の中で意味を持つ。



【異世界での再会】


終盤、葵が記憶の聖域を訪れた際、そこに現れたのは――

幼いころと変わらぬ優しい笑みを浮かべたケイトの魂の影だった。


「あなたがここまで来てくれて、母さんは嬉しいわ。これは、私が残した最後の祈り――“あなたのために封じた、真実の鍵”」


ケイトはかつて、黒の教団から聖女の記憶を守るため、

自ら“鍵”となり、大いなる力を封印していた。




【ケイトの真実】


・ケイトも異世界からの“帰還者”であり、かつて聖女候補だった。

・愛する人(=カイル、つまりカインの前世)を守るため、自ら力を封じ現実世界に戻った。

・葵を産んだのは、“未来の聖女”をこの世に送り出す使命のため。

・最期には自らの魂を祭壇に宿し、葵に力と記憶を託した。

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