好奇心で足を踏み入れた心霊スポット、壊れた祠への侮辱、呪われた小説の噂。
軽い気持ちで境界を越えた若者たちを待っていたのは、静かに、だが確実に広がる本物の恐怖だった。
ありふれた都市伝説の陰に潜むのは、単なる作り話ではない。
傷ついた魂の怨嗟、かつて見捨てられた誰かの絶望、そして今もなお生き続ける呪い。
どんなに逃げても、どれほど否定しても、彼らの「隣」にそれは寄り添い続ける。
ひとつ、またひとつと崩れ落ちる日常の中で、選択を迫られる若者たち。
過去の罪に気づかぬまま、無邪気な好奇心を悔いる間もなく、彼らは気づく。
一度踏み込んだこの世界から、もう後戻りはできないのだと。
「それ」は今も、あなたのすぐ隣で、静かに微笑んでいるかもしれない。