まったく、人間とは不思議な生き物でございますね。

アンドロイドの〈アイ〉が見守るのは、孤高の若き天才作曲家・一志と、才能に恵まれながらも自信を持てない歌姫・六花。

ふたりは音楽バトルでの栄冠を目指し、ときにぶつかり、ときに立ち止まりながら、自らの不完全さと向き合っていきます。

そんな彼らの傍らには、機械でありながらどこか人間らしい温かさを持ったアイの存在があります。

彼女の語りで物語は淡々と、それでいてどこかユーモラスに進んでいきますが、彼女もまたアンドロイドにはないはずの「心」を持ち得る存在なのかもしれないと思いました。

三人が織りなす不協和音と旋律の果てに、どんなクライマックスが待っているのか。
その答えは、ぜひ物語の中で確かめてみてください。

面白かったです。