存在の耐えられない軽さ

第1話

『存在の耐えられない軽さ』(The Unbearable Lightness of Being)


冷戦下のチェコスロバキアのプラハの春を題材にしたミラン・クンデラの同名小説の映画化。


https://youtu.be/bSZsqkj1hmQ?si=eU29PkAZl_jpSivQ


_チェコの作家 ミラン・クンデラ

の世界的べストセラー作品。 1968年の「プラハの春」を題材にした、20世紀最大の恋愛小説。



旧チェコの歴史背景、ニーチェ哲学の永劫回帰、それらに翻弄される4人の男女の悲痛な運命。

なぜ我々の人生は、耐えられないほど「軽い」のか? _








『存在の耐えられない軽さ』の第1行目



「ニーチェの永劫回帰という考え方はニーチェ以外の哲学者を困惑させた」



 こんな始まりかたはとても小説の冒頭とはおもえない。

いったい何をする気だという感じがする。まして、ニーチェである。


こともあろうに「永劫回帰の世界では、われわれの一つ一つの動きに耐えがたい責任の重さがある」、つづいて「もし永劫回帰が最大の重荷であるとすれば、われわれの人生というものはその状況の下では素晴らしい軽さとしてあらわれうるのである」などと書く。


 これでは小説家に説教されているようで、とうてい気楽に小説を読むわけにはいかない。少なくともぼくは、ニーチェに導かれて小説を読みたくはない。

 それでもまだクンデラは手をゆるめない。次の行ではこの物語の主題をあっさり明示してしまう。いや、臆面なく、あるいはぬけぬけとといったほうがいいかもしれないが、「だが重さは本当に恐ろしいことで、軽さは素晴らしいことであろうか?」というふうに。


_上記:故 松岡正剛 千夜千冊

360話より抜粋


推奨本、映画です。

映画が先のほうが良いかもしれません。

クンデラは、松岡正剛の解説通り、読者を突き落とし挑んでいるように思います。

ニーチェ好きなわたしには堪らない書き出しですが、哲学の入る小説は読みたくない。

仮に、カントの純粋理性批判を冒頭に挙げてれば読まなかったと思います。


この作品でプラハの春、チェコに興味が湧きました。


映画の主人公、トマシュを演じたダニエル・デイ=ルイスの美しいこと!

妖しさ、色香にやられました。

トマシュを愛する女優二人も対極的な魅力があります。

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