第30話 ハードワークは日本語と英語などでは意味合いがだいぶ違う

 さて、ハードワークとはどういう意味ですか? と聴いた場合多くの人はきつい仕事や重労働のことと考えるでしょう。


 しかし英語のhard workは主にビジネスでは多大な労力が必要な作業や活動を示しますが、スポーツであれば試合に限らず、日ごろのトレーニングなどを欠かさずにきちんと努力することで成功や勝利を収めることで、サッカーなどではよく聞かれますが、試合中によく走り、球際で負けず、ボールを取られたらきちんと取り返しに行くといった意味で使われるものです。


 単純に日本語に置き換えると努力とか勤勉となるのですがどちらかといえば”全力を尽くす”ことになるようですね。


 このあたりを考えると日本ではスポーツなどで練習や努力をして全力を尽くすのが当然とされているのに対して、英語圏では常に全力を尽くすのはとても大変なことと考えているのでしょう。


 同様にアメリカやカナダの小説、例えば赤毛のアンやトムソーヤの冒険を読んでも、日本人的には全く刺さらないというか描写されている情景が思い浮かばない事もあったりしますし、映画のエイリアンやクトウルルフの邪神たちなどがアメリカ人などにはめちゃくちゃ恐怖されているけど、日本人はそうでもないのは、甲殻類や魚類・両生類などのヌメッとした生物に対しての親しみの差や神仏習合どころかクリスマスやらハロウィンやらバレンタインやらでも平気で祝ってしまう無節操な宗教観からくるのだろうなと思います。


  そういえば日本の漫画やアニメでは日本の老人は賢くて強い老師とか導師のような存在の人物がかなり多いけど、英語圏のカートゥンだと老いぼれて弱々しいイメージが強いですね。


 スターウォーズは日本映画の影響が大きいからかマスターは老人でも強いし、現実では強くて賢い老人なんてほとんど居ないわけですが。

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