第29話 本来の性善説の善悪はローフルとカオスでグッドとエビルではないってこと


  さて、日本における性善説は解釈が間違ってるという事を書きましたが、これを端的に表したのがダンジョンズ&ドラゴンズというTRPGにおけるアライメントだと思います。


 これは宗教的な倫理観と個人の道義心を大雑把に3つずつに分けて組み合わせたもので、「秩序ローフル」「中立ニュートラル」「混沌カオティック」と「グッド」「中立ニュートラル」「イビル」からなるものです。


 コンピューターRPGのウィザードリィでは「善」「中立」「悪」ごとに就ける職業が決まっていますがり、D&Dのアライメントはたしか特段職業に関する成約はないです。


 こういったように英語などのほうが日本語では同じような意味合いを持つ言葉でも、明確に単語を買えて区別されていることも多いんですよね。


 ルールに沿って行動するのがローフルなわけですが、法律や行政官行動は前例主義で以前こうだったから今回もこれが当てはまるはずというものになりがちですが、時代の変化を考慮しないと全く的はずれなことにもなりがちです。


 また、剣力を悪用して私服を肥やすようなことをしてもそれが規則で行っても良いことであればローフルの範囲なわけです。


 現在の選挙制度は供託金が高額なため特に国会議員は金持ちしか立候補できませんし、票を集めるためにも人脈を利用するわけでそのためにも”金持ち”が有利になるようになってるわけですが、これはローフルではあってもグッドではないことのほうが多いでしょう。


 日本においては性善説というものがむしろ悪用されているのも問題なんだよなと思ったりします。


 無論、政治や行政、司法だけが悪いと断定するのも良くはないんですけどね。


 今の米騒動の原因は、日本人が農業などの第一次産業や食べ物そのものを粗末にし、いつでも食料が手にはいることに対して感謝することもなく、ただ食べ、そして余るとどんどん廃棄していたからそのツケが顕現しただけと言う人が居たりするんですが、それは確かにあるのかもなとは思ったりもします。


  日本の食糧&エネルギー自給は低いのだということを改めて考え直して、今後生活をする必要があるのかもしれません。

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