第45話
「ううん。全然。ビックリしただけで。それで話って…」
「二人の世界に入ってるところ申し訳ないんだけど、そこで会話するのやめなさいよ。扉の前だし」
夏樹がじとっとした目で田端君の方を見る。
確かに田端君の今立っている場所は丁度出入り口だ。
それに気づいたのか田端くんはこちらに近寄って来る。
「それで、用事って?」
「ほら、もうすぐテストでしょ。よかったら一緒に勉強しないかなぁって」
「えっ!?」
思ってもみなかった提案に私は明るい声を上げる。
田端くんといえば、かなり頭がいい…らしい。
つまり英語も得意ということだ。
「どうかな?」
「うん!やりたい!」
目を輝かせて頷くと田端くんは少し驚いたように目を見張るとすぐに笑みを浮かべ「なら今週末とかどうかな?」と言われ私は大きく頷いた。
その後、昼食を一緒にとって解散となった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます