第31話 カミングアウト②
「それにしても、主殿が万能なのはたくさんあるというスキルのためよな?」
「うん。今持っているのは――」
俺はステータスオープンと言い、ステータスを見てみる。
――――――――ステータス―――――――――――
名前 沙城零助
年齢 19歳
スキル 一時帰宅(Eランク)
神拳(Sランク)
魔導大帝(Sランク)
解読(極)(Sランク)
鑑定(Aランク)
剣聖(Sランク)
聖人(Sランク)
アイテムボックス(Sランク)
マップ(Sランク)
性豪(Sランク)
結界神(Sランク)
真贋判定(Aランク)
縮地(Aランク)
魔眼(Sランク)
魔剣創造(Sランク)
――――――――――――――――――――――――
その内容をラティカとアイナに伝えた。
「こんな感じかな。ラティカが封印されていた結界を解けたのは、『結界神』ていうスキルのおかげだね」
「たくさんスキルがあるなー」
「『マップ』もスキルだったんですね」
「うん。嘘ついてごめんね」
アイナに『マップ』のことを言った時、それは俺の使う魔術だと教えていた。
嘘をついていたことを謝罪する。
「いえいえいいんです! ご自分の情報を他者に漏らさないことをご主人様が心がけていただけですから」
「ま、それも重要だな。自分のスキルに関しては軽々に他人に漏らさない方が良い。冒険者ならば特に」
「そう言ってくれるとありがたいよ。でも、俺が二人に自分のスキルのことを言ったのは、軽い判断じゃないからね。俺が二人に話したい――いや、話すべきだと思ったからだ。信頼の証だと思って欲しい」
「ご主人様……! それほどまでに、私のことを信頼して……!」
「主殿! 我は嬉しいぞ、主殿!」
二人は俺の言葉に大喜びしていた。
アイナについては、目の端に涙まで溜めている。
大変興奮していたようなので、ひとまず彼女たちを撫でることで落ち着かせた。
閑話休題。
十分二人とイチャついた後、スキルの話に戻る。
二人にスキルを説明していると、ふと1つのスキルの話になった。
あれである。
「我としては驚いたのは、『性豪』というスキルの方だな」
そう。
それは『性豪』のスキルだ。
あの問題児だ。
まあ、見方を変えればこの異世界で最も役に立ったかもしれないスキルだけど。
話題になるよね。
明らかに一つだけ毛色がおかしいもんね……。
「わ、私も驚きました。てっきり、ご主人様は生まれつき精力が旺盛なすごい方とばかり……」
「いやいや。生まれつきあんな体力と技術を持っている人なんていないよ」
そんなエロ漫画じゃないんだから。
一晩中しまくってケロリとしているなんて、スキルの力でもない限りできるはずもない。
「エッチのときに俺の技術がすごかったり、体力があるのはこのスキルのおかげだね」
「このスキルのおかげで私は……あう……」
顔を真っ赤にして黙り込んだアイナ。
これまでの情事のことを思い出しているのだろう。
「ふむ。このスキルがあれば、女に関しては全てが思いのままだな。ドラゴンの我ですら太刀打ちできなかったのだ。他のどの生物に対しても、女であればこれには勝てん」
「別に他の生物に対してこれを使うつもりはないけど」
使うのは人間と、人間の形をしているラティカくらいだ。
動物に興奮する性癖はないんだから、そういうのに使う予定はない。
獣人は――この世界でこれまで見たことないからいるのかは知らないが――まあケモ度によるかなあ。
耳や尻尾がついているくらいならオーケーだけど、ケモ度が上がってきたらさすがに俺的には無理だ。
「主殿は『性豪』スキルによって得た己の技術を高めるつもりはあるのか?」
「いや。そっち方面で熟達するつもりは別にないけど。今の時点で十分二人を満足させられていると思うし」
俺としては、二人以外の女性とそういう仲になるつもりは(少なくとも今のところは)ないから、別に今のままでいいと思う。
「ふん。そう思うか? 浅はかだな、主殿」
「なに?」
「己の所持するスキルに胡坐をかいて研鑽を怠っていた愚か者が打ち倒される姿を我は何度も見て来た。主殿もそうなる時が来ないとは言えまい?」
「さっきと言っていることが少し違うけど……」
さっきは女相手なら思い通りにできるとか言ってたやろがい。
「それはそれ、これはこれだ」
「都合いいな……。で、つまり何が言いたいんだ?」
「いつか主殿を超える女が現れたときのために、いまここで研鑽を積んでおくのもわるくないだろう?」
「そんな女が――」
「いないとは言い切れまい?」
「それはたしかにそうだが」
世の中には、いろんなスキルがある。
俺の『性豪』と同じくらい性技に特化したスキルを持つ人だっているかもしれない。
「そしてその練習台として、我は立候補しようじゃないか」
それに、とラティカは続ける。
「昨日我はただ主殿に鳴かせられまくったわけではない。主殿の行為から学び、そして研鑽を積むことを誓ったのだ」
「どんな研鑽を積んでいたのか知らないが、昨日は絶頂に耐えきれず気絶しまくってた奴が言うじゃないか」
「ふん。そうやって余裕ぶっていられるのも今の内だぞ、主殿」
ラティカは挑戦的な目でこちらを見る。
「ええとつまり、ラティカさんは何が言いたいのでしょうか?」
アイナがラティカに尋ねると、彼女は自信満々に言った。
「今日は我が主殿を気持ちよくさせる番なので、一晩中相手してほしい」
ラティカは自信満々に胸を張り、Kカップの胸がブルンと揺れた。
もちろん彼女は一晩中嬌声をあげ続けた。
今日は5回気絶させた。
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