フォルトゥナの能力者達

月詠鵺

プロローグ:未知なる約束

誰かの呼ぶ声がする…


それは、何時もぼくが眠りに入り夢の世界に堕ちる間際に

いつもぼくの耳に透明な声が身体を透き通る。


ぼくは、いつもながら身体が反応してキョドってしまい

目を下に落とせば、教会等で見る円形のステンドグラスが色鮮やかに光が放射状に延び、暗闇から万華鏡の世界のように、螺旋状に風に揺られて深く落ちていく!


目を開けたまま大の字で倒れていた。いつものことだけど…

そんな刹那に突如に現れる!?


縦長の円形型鏡で鏡の縁には色の炎が纏っていて、そこの中心には夢のゲートが!


夢の中からぼくは推測するとあの鏡は自分自信の1日の感情だと思って見る限り炎の放出量が黄色と青では全然違ってる。

そんな推測していると、透明な声が暗黒の果てから天上に突き刺す程勢いで、ぼくの夢の記憶のコード進行が脳裏によび起こされた。


その瞬間…!?


自分自信の記憶が揺れる、揺れる、ゆれ…


頭はボケっとしたまま8人の人物が絵付けされていて、ステンドグラスが「バリィ…バリリン」の音を皮切りにガラスの亀裂が、連鎖をして、奈落の底にぼくは落ちて行く…!?


果てない闇の中まただ、今日で3回目名も知らない透明な声はぼくにこう言って来た。


「あなた、一刻も早くオリジナルを目を覚ませて…!」


「誰だよあんた、顔ぐらい出したらどうだ!」


「お願い…私の言うこと聞いて!」


「あんたの名前教えてくれたら…」


闇の中いつまで続くかも分からない、透明な声との会話が心地よかった。

「私はフォルトゥナよ…」


「フォルトゥナ…」


その時、果てなき闇の中、光の宇宙がぼくの夢想の世界を幻滅させる。


光に浄化されて、夢から現実に戻る時、頭から谺するかのように

フォルトゥナの声が囁き、夢の虚構に爪痕を残し知らない間に、自身の記憶に追体験したかのように残る。


そしてぼくは、目が覚めて最初に息を吐いてでた言葉が…


「フォルトゥナ…!」


この名を覚えてることに動揺して汗が止まらなかった。

ぼくは天井を見上げて夢のことを考えていた…

でも、彼女の名前を知れたことのほうが夢の追憶の想い出より嬉しかった。


夢想に浸っていると…!


脳神経に電激が走る。


そして夢想へと引き戻し、霧隠れした中でフォルトゥナは声は透き通ったまま、ぼくにこう告げる。


「8人の選ばれし者を探してくれないか…?」


そして、蜃気楼のように消えて行って霧に呑み込まれる様に、

現実に引き戻される。


「目覚めわるっ〜」


フォルトゥナから使命を与えられて、ぼくは未知なる真理を見る為に世界に踏み出すので合った…






























































  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

フォルトゥナの能力者達 月詠鵺 @tuku_yomi090822

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ