四天王の一人でしたが勇者と和解してしまいました。

くろいひと

第1話『どうすればいいの!?』


_貴方達は勇者と魔王と言う因縁の関係をご存知でしょうか?


…決してわかり会えない……そんなだと思いますよね?


ただ、それは手が届かない範囲だからです。


つまり。〝手に届く範囲〟なら、話し合える、らしいのです。


...と言う事は


今の現状は手の届き過ぎと言う事??


『あぁ...なんてことだぁ...』


わちゃわちゃと会話する勇者と魔王


周りにはそんな2人の仲間達が居た


勿論、私も込みで


(あ〜!!私こそ!No.4の戦闘の神とも呼ばれた私だぁぁ......!!)


心の中で喋る私


私は『レイリー・ファントム』...異名〝戦闘の神〟

とも呼ばれた、四天王4番目である。


...1つの事から勇者達の仲間『賢者』に心を見透かされ、和解となった。


_が結構不満が募るばかりだ


この現状が全て夢であったら良かったのに


ずっと。そう思い続けている


(と言うか...!他の四天王は不満とか無いの...?大丈夫なの?それ?)


「魔王ッー!オレと酒飲み勝負だ!」

《望む所だよ。勇者よ》


(なんで呑気にッ酒飲み勝負してんだよっー!!)

『あとッ、、魔王様って言いなさいよッ...』


「ははっこりゃ失敬!」ゴクゴクッ

《まぁ良いだろう。》ゴグゴクッ


(めっちゃ飲んでるゥッー!飲み過ぎなレベルじゃ!?)

(と言うかここは酒場かッ!?外で宴会だぞ!?)


心の中が沢山文字で埋まっていく。他の四天王の様子を見ようと、周りを見て


【...楽しみですね、2。魔王様と勇者が酒飲み対決ですよ。】


{ええ、勿論ですわ、1。素敵な光景ね}


(何処が素敵だよこのアホトンタンッ!)


心の中でツッコミを入れるレイリー


さて、これからどうなるのかな...?

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四天王の一人でしたが勇者と和解してしまいました。 くろいひと @ununa

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