第20話、土下座をするのは当然?

そうして朝、起きると三人から土下座をされて謝罪を受けていた。


昨夜は獣になってしまって申し訳ありませんでしたと謝っていたのでとりあえず、俺が言えることは唯一だと思ったのでそれを言った。


「まあ、昨夜はお楽しみにできたようで何よりですよ、マーシャちゃん、鈴花ちゃんに玲香ちゃん」


それを聞くと三人とも確かに昨夜はとても楽しめましたがと言いながら滅茶苦茶に照れていた。


まあ、個人的には3人の処女を奪った方がなんと言うのかその〜と感じであったがとりあえずは気にしていないからと言ってからとりあえず今日は箱根の町を探索してから帰ろうかと言ってから行動を始めるのだった。


「いや〜それにしても箱根の町は歴史を感じる風景だな・・・うん?三人ともどうしたのかな、特に玲香ちゃんなら古い町並みとか好きそうなのに」


「その〜、やはり昨夜のあれを思い出すととても恥ずかしくてね。普通なら歴史を語るところなのにね」


「流石に昨夜のあれは普通に性癖とか変えてしまうほどにその・・・良かったからかな

ねえ、マーシャもそう思わない」


「そ、そうですよね。私もまさか、高校生で・・・と言うより私、自身が非処女になるなんて思いませんでしたから」


「そうだよね、これでクラスの皆に話したらどんな反応をするのか楽しみになってきた」


確かに反応が気になるな、それにしてもやはり処女は嫌なのと聞くとマーシャちゃんたちはそれは女の呪いみたいなものだからね、払えるなら払っておきたいものよと言っていた。


するとマーシャちゃんがでも中には処女を極めようとするものもいるらしいですと言っていた。


噂だと三十路まで処女だと魔法使いになれて特殊な力に目覚めるようになるとか噂になっていてそれを信じて一部の者たちは頑張っていると聞いたことがありますと言っていた。


「普通に考えてそれが本当ならば歴史に特殊な力を使って名前が残るはずだと言うことは分かるはずなのにそれを信じるとはあまりにも愚かだなと私はそう思いますが翔也はどう思いますか?」


「いいや、夢あって良いじゃないか。何も絶対にないとは言い切れないだろ。それぐらいは許してあげても俺は良いと思うけどな。いくら何でも絶対にないとは言い切れないだろ?そんな夢もない事は言われたくはないかな」


どうして俺がここまで必死に魔法使いの夢を肯定しているのか・・・・前世の俺ももしかしてと思って俺も三十路になるまで童貞を守り続けていたのですよ。


だって魔法使いになれば頑張って修行をすれば少しばかりは女性にモテる様になるかなと思っていたしなんなら魔法の中でも催眠魔法とか魅了魔法とかも覚えられるかもしれないと思って必死になっていたのですよ。


そんな思い出を否定されたくはないとして俺は必死に言うと三人ともかなり意外ですと言って驚いていた。


まあ、この世界の男性ならきっとそんなことは考えるやつはいないだろうからなと感じていた。


すると鈴花ちゃんは心配そうにして話してきた。


「でもよ、翔也。そんなやつは大抵、余程に性癖がネジ曲がっているやつだと思うから気をつけてね。その薄い本だと男に対して催眠魔法とか魅了魔法とか仕舞には幽体離脱して男に憑依をしてエロい事をするようなやつばかりだよ」



・・・・・・・鈴花ちゃん、どうして前世の俺が好きだった薄い本の内容を言い当てるのだ!?


もしかして鈴花ちゃんは既に魔法使い・・・・いや、この歳ならギリギリ魔法少女なのかなと思いながら聞いていた。


そんな事を聞いていて軽く冷や汗を出しながら聞いているとマーシャちゃんは俺たちに目を合わせないようにして目を泳がせていた。


それに気がついた鈴花ちゃんがマーシャちゃんに対してもしかしてマーシャってそんな奴が好きなのと聞かれて思わずにマーシャちゃんは恥ずかしそうにして答えた。


「いいじゃないですが!それぐらいは夢を見ても私だって魅了魔法とか憑依とかして翔也さんをピーーとかピーーーーにしたりしても」


「うわ〜、それを本人の目の前で言うかな。流石に引かれるよ」


そう思うだろう、鈴花ちゃん。残念ながら引かれる事はありません、何故ならば・・・・・・・・・・俺もそれでこの世界に来てからマーシャちゃんでおかずにしていたから。


しかも最初は嫌がっているマーシャちゃんに憑依をしてからエロい調教をしてから魅了魔法とかで虜にして最後は・・・・って、そんな妄想をしているので全然、構いません。


むしろ、俺の方がドン引きされる可能性が高いので絶対に言わないけど。


と言うか普通に薄い本の趣味がマーシャちゃんと似ている件について。


と言う事は俺の体に憑依して・・・まあ、逆の立場なら普通に分かるから問題はないけどさ。


でも女性達はいいよな、そこらへんに色々と調べれば薄い本の種類が多いから。男なんて全然、ないのだからな。


確かにこの世界だと需要はあんまりなさそうだから無理もないかもしれないけど。


そんな事を考えながらも俺たちは箱根の町を歩いて探索するのだった。


そうして旅行も終えて地元に帰ることになるのだけどこの出来事を境に三人のアプローチが強くなった事は言うまでもない。

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