客観的に見れば、科学資料を用いて古典を大胆に再解釈した物語と言えます。ですが。読み始めると圧倒的な力で読者の脳髄と心奥に迫ってきます。文体は厳格で力強く、人間達の振る舞いは惰弱を許さぬ指導者の振る舞い。建国において現代の常識とは反する、女性を主導者として掲げていることは如何なる意味を持つのか。その疑問を軸として建国における秘め事が明かされます。秘め事。剣呑な言葉を当てました。そう、それなんです。読みと血湧き肉躍ります。すぐにお分かりいただけると信じます。
時は紀元前247年。主人公は天鈿女命!それだけで、ワクワクせずにはいられません!彼女は、卑弥呼の命で様々な冒険を繰り広げます。時に山を越え、時に海を渡り…自分の肉体さえ武器にして!