第5話、邪仙との戦いを終えて
そうして僕がとどめを刺すと邪仙は灰みたいになって風に吹き飛ばされて無くなってしまった。
勝負が終わりを迎えたおかげなのか空が晴れてきて青空が広がっていたので終わったなと思って疲れていたので地面に横たわって休んでいた。
すると朱雀様がお疲れ様と言って僕に労いの言葉をかけてくれてのではい、朱雀様もと返答してから少しばかり体力が回復するまで綺麗になった青空を見上げてゆっくりとしていた。
体力も回復してそろそろ動き始めても良いぐらいからなと思って体を起こしてから辺りを見渡していた。
それにしても最初に来た時は邪気が溢れていたので見ている余裕がなかったけど絶景が広がっており素晴らしい眺めだなと思っていると邪気から開放された赤龍が怪我をしているのを発見したので助けてあげようとして近づいた。
僕が近づくと警戒してこちらを見てきたけどそんな危害を加えないからと言いながら薬を取り出して傷口に塗って治療をしてあげた。
すると赤龍は嬉しそうにしていて僕に懐いてくれていた。
式神にしてもいいと聞いてみると赤龍は嬉しそうにして頷いてくれたので僕は早速、八卦陣を描いてから契約をしたのだった。
それにしてもこんなに格好良い赤龍を式神に出来るなんていい事はすることだなと考えていると朱雀様が私では不満だったのかしらと少しばかり怒っているように感じられたので返事をするのであった。
「そんな事はありませんが朱雀様はそんな簡単に呼び寄せることが出来ませんからそうなると普通に呼び寄せる事ができる存在が欲しかっただけですから朱雀様が不満とかはありませんから」
そう、朱雀様はやはり桁違いと言うか品がありすぎるからと色々と呼び寄せないからそんな事ではもしかしたら危ない時に自分の力では足りない時が来ると思いますからその為ですから。
それに赤龍なら飛んで移動も可能になってくるのでその意味でも式神にしても良いからと思っただけですからと必死に伝えた。
「・・・・・、あなたが可愛くお願いをすればそんなことを気にせずにいつでも出てあげるわよ」
「うん?朱雀様、声が小さくて聞こえなかったのですけど何か言いましたか」
「別に何も言っていないわよ。それよりもあの建物は何かしら」
そう言われて朱雀様に言われた方角を見てみると家らしい場所がありもしかしたらあそこが邪仙の住んでいた場所かもしれないと思って見ていた。
少し確認をしましょうと朱雀様に言われたけどそんな亡くなった人の家を確認するのはあんまり良くないと思いますがと伝えた。
「別に盗人みたいな事はしないわよ、それでもあの家にキョンシーの作り方とか邪法とかの資料があれば燃やして無くそうと思っているだけよ」
確かにそれは無くしたほうが良いですよねと思いなら僕も向かいますと言ってから家に向かった。
家の前にたどり着くと特に変わったところもない家みたいであったが中に入ると中は研究資料が多くありここで研究をしていたのだなと分かるぐらいに多くあった。
そして中に日記らしいものを見つけて僕は朱雀様と一緒に読み始めていた。
その内容は最初は何処にでもいる普通の人の日記であったがこの日記を書いている人の愛する妻を亡くしてから様子がおかしくなり妻を蘇ることを蘇生をさせようとキョンシーとか作り始めたと書いていた。
そして万が一に邪気に飲み込まれて完全なる邪仙になった時にはこの読んでいるだろう人に殺してくれるようにお願いをしていた。
妻がいない世界など興味はないが大勢の人を死なせるようなやつになったのであれば遠慮なく殺してどうか妻の元に向かわせてほしいと書かれてあった。
そうですか・・・なら邪仙さんはあの世で愛する妻に再会すると良いですねと言うと朱雀様は本当に貴方は敵だとしても甘いわねと言っていた。
けれども祈っておくぐらいはしてあげるかなと言ってくれていたのでやはり優しいなと思いながら読んでいるともしも止めてくれた者が読んでいるのであれば箱に入っている武器を倒してくれた人にお礼として差し上げたいと書いてあったのだ。
受け取っても宜しいのでしょうかと思って朱雀様に相談したら貴方が倒したのだから良いじゃないかしらと言われたので素直に受け取る事にして大きな箱を開けるのだった。
大きな箱の中身は赤龍偃月刀と書かれてある武器が保管されていた。
その見た目はとても素晴らしいと言えるものでかつて魏国の皇帝陛下の武器などお披露目会に参加した時にあった武器よりも良いやつかもしれないと感じるほどであった。
「これは元仙人が作り出した割には素晴しいと素直に認めてあげるわ。きっと青龍や白虎、玄武そして私には叶わないけどそれ以外ならきっと最高品質だと思うわよ」
朱雀様がここまで褒めるのは珍しいので本当に素晴らしいものなのであろうなと僕はそう考えていた。
なら素直に貰っていきます、名前も分からない元仙人さん、ありがとうございます。
そう感謝の言葉を残して僕たちはその場を後にするのだった。今は邪仙を倒したとして近くの都市に報告に向かう事にした。
そうして都市に帰るとみんなが僕の事を心配してくれていたみたいですぐに人だかりが起きてしまったけどとりあえずまずは報告と思って声を出すのだった。
「この地域に暗雲を呼び込んでいた邪仙は僕が倒してきました。なので皆さん、これからは少なくてもこの地域ではキョンシーとかの襲撃される心配はなくなりますのでどうかご安心して下さい」
そう伝えると都市の人々から感謝を伝えられた上でさらに騒ぎを駆けつけたこの国の将軍様と使者からこの国の方でも仕官してこないと誘いを受けた。
この東呉国は魏国についでの大国でありそこからの仕官はとても嬉しい話であるが僕は断ることにした。
そこまでの大国ならば僕みたいな人材がいると思いますのでそれに本当に僕がいないとならない場所がきっとあるはず。
だからそんな場所を見つけて頑張っていきたいのですと東呉の皇帝陛下の使者さんに丁寧にお断りをした。
なのでお礼金とかもいりませんのでとお金を与えようとしていたので先にそれも断ることにしたのであった。
けれどもお断りばかりしているのでそれも失礼だと思いすぐにこの国から旅立ちますと使者に伝えた。
すると少しばかりは考え直してくれませんでしょうかと言われたけど僕の気持ちは変わりませんのでと言ってから僕は赤龍を召喚して空から旅立とうとすると街の人々からこれはお礼ですと食料が送られた。
これは旅をするのにとても助かるとして素直に受け取る事にした。
「街の皆さん、このような物を頂きありがとうございます。また縁がありましたらまたお会い致しましょう」
そう伝えると僕は赤龍に乗って空の旅を始めるのだった。こうして空の旅をするのは朱雀様に乗せてもらった以来だなとウキウキしながら向かうのだった。
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