啓蟄の前の春雷は芽吹きの吉兆であり、早咲きで長寿の枝垂れ桜は次の世代を作っている。何を良しとするかは模索するしかない、何を幸せとするかは自分次第。そんな話だと受け取りました。
私は普段から小説の中に現在みんなが知っているような固有名詞を登場させています。はじめて同じことをしている人を見つけました。俯瞰で見せて頂いてあらためていいなぁと思います。プリウスやGoogleマップが日本の昔からの神様の教え、母との記憶、そういった遠くの助けをきちんと現代の身近なものししてくれている気がします。文学って構えるとなんでか遠い昔の人の真似をしたり、未来の人にもわかるように書いたりしちゃいます。でもしっかりと私達の学びです。これは私達のために書かれた物語です。おすすめです。