ロボット監督は野球好き

Ri

第1話 ロボット監督 ノーマンとの出会い

みなさん。こんにちは。初投稿です。暖かい目で見てくれると嬉しいです。

この物語をざっくり説明すると、野球もAIロボットのほうがすごくなってしまった世界でロボット高校の野球部の監督をクビにされたロボット監督が二人の高校生と共に、野球部を立ち上げ、ロボット高校野球部に勝つために奔走する物語です。

さあ、ページをめくる準備はできましたか?新感覚青春野球小説の始まりです!!!










「はー。なんでこんなことになってるんだろうな。俺が若い頃はこんなことになるなんて思ってなかった。」

またテレビの前で親父が嘆いていた。

ここは、2050年の日本のある家庭だ。

今、なんで親父が嘆いているのかというと、テレビの中で起こっている、野球の試合のせいだ。

この時代では、AIロボットが野球をできる時代になっていて、人の甲子園優勝チームでもAIロボットチームと戦うと、コールド負けをするのは当たり前になってしまっていた。

「親父、うるさいよ。しゃーないだろ。ロボットの方ができるようになってしまたんだから。」

「そうなんだけどさー」

「それじゃ、俺は学校に行ってくるから。」

ここで、いったん、俺の周りを整理しておこう。

俺は、今野優斗。県立佐野高校に通う高校2年生だ。

さっき嘆いていた俺の父親は、今野拓海。

高校時代は、甲子園を目指していた熱血男だ。

「おーい優斗。おはよー」

今、向こうから走ってくる男は津田圭吾。

幼馴染だ。誰とでも仲が良い、いわゆる、陽キャというやつだ。

「はー、、、、、。お前は元気だなー。俺なんか今日も家で親父が野球見て嘆いてて聞くのも疲れるよ」

「ま お前の父さんは、熱血野球球児だからな。今の野球界を見たら、嘆きたくもなるだろ。」

「嘆くだけじゃ無いんだぜ。最近なんて、(お前の高校に野球部作って甲子園に行けー)なんて言うんだぜ!

まいっちゃうよ」

「うちの学校、野球部ないからなー。」

こうやって、何気ない話をしながら、歩く通学路は本当に楽しい。

「ん?あれなんだ?」

突然、圭吾が指を差した。

その方向をみると

「ロボット?」

ロボットらしき残骸が転がっていた。

圭吾が咄嗟にその方向に走っていった。

もちろん、俺も続く。

「結構、大きいなー。」

そのロボットは長さ170センチほどもあった。

「動くのかな。」

興味本意でボタンを押そうとすると

「くっそ!!!!!!!」

突然、ロボットが喋り出した。




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