第12話 伝説の武器職人

「ね、寝れなかった、、、」

あれから竜也たつやは、何度も目を閉じて旅の疲れを癒そうとしたが、眠りにつくことは出来なかった。実は、何度か眠気がきていたのだが、計画を考えているうちに、消えてしまっていた。

「と、取りあえずギルド行こう、、、みんな起きてないかもだけど、まだ暗いし、、、まぁ、先について驚かそう!そうしよう!」

疲れを、持ち前の気合で無理矢理消し飛ばし、竜也はギルドへ向かった。


~数時間後~

「みんなぁ、おふぁよーー、、、」

羽奏わかなが来ている人数を数える。

1、2、3、4、、、

「うち、、、あれ?1人足りない?、、、竜也は!?」

「寝坊じゃねないっスか?あいつのことだし。」

よしがそういった直後、誰かの走ってくる音が聞こえた。

「すま、、、」

「おい、竜也お前何遅れてんだよ?昨日一番張り切ってたのお前だろ?」

竜也が謝ろうとしたのを賢が遮った。そのタイミングで、竜也も体勢を整えた。

「いや、マジごめんて!だからどうかバトルだけは~!お助けを~!」

「よぉし、許さん」

「何でだよ~!」

和ましいその状況に他のメンバーは笑っていた。そして、エリナが話を切り出す。

「それでは皆さん、昨夜説明した通り、ここ、ランビーギルドには伝説の凄腕武器職人と噂される人がいるとされています。今日は6人総出で、その方を探し、あわよくば、私たちの武器の強化の依頼をさせてもらいたいと思っています。大丈夫でしょうか?」

説明を聞き取ることが苦手な竜也は、混乱してしまった。

ランビーギルドは、技術の街にあるだけあって、出店も多く、役所というよりは市場のような雰囲気で、リニジオギルドよりも遥に広い。その中で、いるかも分からない1人の人物を見つけるのは至難の業だ。それを成せるかは、彼らの努力次第である。

「とりあえず、やってみないとわかんない感じですね。班分けしていきましょう!2人組でいいですかね。」

羽奏が選別していく。ペアは、賢と羽奏、まきとエリナ、よしと竜也となった。それぞれのペアで担当場所を分け、伝説の武器職人探しが始まった。

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