聴けい、お前ら聴けい。静かにせい。話を聴けい。千織🐟一匹が命をかけて諸君に訴えているんだぞ。
千織🐟山羊座文学は『魚』というタイトルのホラーを募集した。強者だらけだ。魚だけでよくもまあ短期間にこれだけバリエーションが出るものだと感心した。慣れている人はさまざまなホラーの型を分析して完成度の高い作品を書き、『魚』といえばクトゥルフ神話という世界にも繋がりそちらで楽しむ人もいた。社会派ホラーに書くこともできる。逆に、ここからお決まりを外すことなんてもはや難しいのではないだろうか。千織🐟はそう思っていた。ぽんぽん丸先生ですら、名前、孤島というホラーを扱っておる。
そんな折、現れた、ホラー初挑戦の天川。私は挑戦する人間が好きだ。ホラーは身近な文学だ。人は生きて、老いて、病に伏して、死ぬのだ。爪も牙もない、こんな薄くて柔い皮膚で生まれてくる。なのにこんなに群れて、騒いで、凶暴だ。ホラーだよ、存在が。人間を書くということは、ホラーを書くということだ。天川がホラーを書いたら、新しい天川文学の扉を開くことになるかもしれない。そう期待して、読み始めた。
痛みからはじまるの、良し。食べ物関連、良し。鍋を食べる家族、意味深で良し。昨日の振り返りと病院たらいまわし、良し(もう少し端的でも良い)。怪しい医者、良し。とりあえずの解決が現れる、良し。オチ……ぅオチがぁあああwww
聴けい、お前ら聴けい。静かにせい。話を聴けい。天川一匹が命をかけて諸君に訴えているんだぞ。
これがホラーかどうかについては、天川も「?」をつけるくらい自覚がある。ホラーに慣れている人は許してやれい。カクヨムユーザーならわかってやれい。誰だって最初から完全無欠にとはいかんのだよ。
私はカテゴリーを見た。
「エッセイ」だった……。
……否!
山羊座文学はこれをホラーとして認める!
エッセイ寄りのホラー!
ホラー寄りのエッセイ!エッセイ!
はっ!危ない!ホラー!エッセイ寄りのホラー!エッセイヨリノホラー!!!
いや、エッセイやろ。